★米国株式市場は下落:トランプ政権の先行き不透明感強まり売り優勢
NYダウは237.85ドル安の20668.01、ナスダックは107.70ポイント安の5793.83で取引を終了した。原油価格の上昇や主要ハイテク株の上昇を受けて買いが先行した。しかし、米長期金利の低下を背景に収益期待の後退が嫌気されて金融株が軒並み下落した。また、FBI長官がロシアによる米大統領選介入疑惑を巡り、トランプ政権とのつながりを捜査していることを認めた。さらにオバマケア代替法案を可決を巡る不透明感が広がり、税制改革の実施が遅れるとの懸念が浮上しことも売りを促し、一時250ドル超安まで下げ幅を広げた。VIX指数は11.35から12.48へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下と米国株安でリスク回避
ドル/円は、米長期金利が低下したことをきっかけに売りが先行した。NYダウが250ドル超下落したほか、日経先物が360円下げたためリスク回避の売りが広がるなどその後も軟調に推移した。トランプ米政権による医療保険改革が難航し税制改革が遅れるとの懸念、中東の地政学的リスク上昇を警戒したリスク回避の円買い、ドル売りが加速した。ユーロ/ドルは、欧州時間から買いの流れが継続した。米長期金利の低下が支えとなるなど総じて底堅く推移し、一時1.0819ドルと2月2日以来の高値を付けた。
★NY原油先物市場は続落:米国株安と在庫増加懸念で売り優勢
米国の週次統計で原油在庫の増加が見込まれており、供給過剰懸念が引き続き重しとなった。ドルが主要通貨に対して弱含んだものの、米国株安で運用リスクを回避する目的の売りが出た。なお、4月限は本日が最終売買日となる。
★NY金・銀先物市場は続伸:安全資産としての金買い優勢
NY金先物市場は、1226.60ドルから1247.70ドルのレンジで推移した。米長期金利とドルインデックス指数が大幅低下したことや、ドルが主要通貨に対して弱含んだことで金に買いが入った。また、米国株の大幅安で安全資産とされる金買いが強まった。
★米国債券市場は続伸:米政権リスク浮上で買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.41%で終了した。オバマケア代替法案通過への不透明感が広がり、債券売りのポジションの手仕舞う動きが強まった。
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