★米国株式市場まちまち:全体的に様子見ムードで小動き
NYダウは8.76ドル安の20905.86、ナスダックは0.53ポイント高の5901.53で終了した。朝方は原油価格が下落を嫌気し、もみ合う展開となった。先週のG20 財務相・中銀総裁会議で米国が強硬姿勢を示したことで全体的に様子見ムードが意識され方向感は見えにくく、小幅な値動きに終始する展開だった。VIX指数は11.28から11.34へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは長期金利低下で総じて弱い展開
ドル/円は、英国のEU離脱が世界経済に不透明感を与えるとの警戒感が再燃した。そのため、欧州時間序盤に112.43円まで下落した後は、米長期金利が上昇に転じたことを支えに112.89円まで持ち直したが戻りも限定的だった。米長期金利が再び低下したことや、クロス円が下落したことにつれた面もあり、安値圏まで押し戻された。ユーロ/ドルは、ポンド/ドルの下落につれたうえ、全般ユーロ安が進んだ流れに沿って売りが強まり、一時1.0725ドルまで値を下げた。
★NY原油先物市場は反落:米国の掘削装置(リグ)を嫌気した売り
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが先週末に発表した米国の石油生産向け掘削装置(リグ)の稼働数が前週比14基増の631基と9週連続で増加したため、米国の供給過剰を警戒する売りが優勢となった。OPECの加盟国・非加盟国による減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭し始めたことで積極的には手掛けにくい状況となっている。
★NY金・銀先物市場は続伸:ドル安が下支えで買い優勢
NY金先物市場は、1228.80ドルから1235.50ドルのレンジで推移した。新規手掛かり材料に乏しいなか、ドルインデックス指数や米長期金利の低下したことを背景にドルが主要通貨に対して弱含んがことで、割高感が薄らいだことなどから買いが入った。
★米国債券市場は続伸:米利上げペースが緩やかになるとの見方
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前週末比0.04%低い(価格は上昇)2.46%で終了した。米利上げペースが緩やかになるとの見方が引き続き相場を支えた。ただ、FRBメンバーから今後の利上げに対する見解が相次いで示されたが、相場への影響は限定的だった。
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