★米国株式市場はまちまち:全般材料難のなか小動きの展開
NYダウは15.55ドル安の20934.55、ナスダックは0.71ポイント高の5900.76で取引を終了した。前日FOMCで年3回の利上げペースが維持されたことによる安心感から買いが先行した。その後は、原油価格の下落に伴い、上げ幅を縮小した。ただ、日銀や英イングランド銀行が政策金利を据え置いたほか、オランダ下院選挙で極右第1党にならなかったことを好感して、アジア・欧州株がほぼ全面高となったことから下値も限られた。全般手掛かり材料難のなか利益確定売りにも押された。VIX指数は11.63から11.23へ低下した。
★NY外国為替市場:ドル/円は113.00-50円のレンジ相場
ドル/円は、欧州時間序盤に112.88円まで下落した後、米長期金利の上昇につれて買い戻しが優勢となり、一時113.54円まで上げたが、株式市場が軟調となったことから、再びリスク回避の円買いが強まり112.96円まで下落した。しかし、ムニューシン米財務長官が『長期的なドル高は良いこと』と述べたことが支えとなり113.40円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、米財務長官の発言を受けて弱含む場面もあったが、下値は堅かった。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が『利上げは軌道上にある』『政策金利の前に預金金利を引き上げる可能性』と発言したことを切っ掛けに買いが優勢となった。
★NY原油先物市場は反落:需給に対する警戒感が重し
石油輸出国機構(OPEC)加盟国が減産を進める半面、米国ではシェール企業の原油生産が増えるとの観測が根強く50ドルを手前で失速する動きとなった。OPEC加盟国・非加盟国による減産に対する懐疑的な見方も出始め、積極的には手掛け難くなっている。
★NY金・銀先物市場は上昇:ドル弱含みで買い優勢
NY金先物市場は、1218.10ドルから1234.00ドルのレンジで推移した。FOMCで年3回の利上げが据え置かれたことから、ドルインデックスう指数が低下した。そのため、ドルは主要通貨に対して弱含んだことから金買いが優勢となった。
★米国債券市場は反落:持ち高調整の売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.54%で終了した。前日に大きく買われた反動から持ち高調整の売りが強まった。発表された米経済指標は強弱まちまちだったことから、相場の影響は限定的だった。
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