★米国株式市場は上昇:議会演説が波乱なく通過でリスク選好
NYダウは303.31ドル高の21115.55ドル、ナスダックは78.59ポイント高の5904.03で取引を終了した。昨日のトランプ大統領の議会演説が波乱なく通過したことや、減税やインフラ投資への意欲を示したことも好感され、買いが先行した。複数の連銀総裁が追加利上げに積極的な姿勢を示したことから、利上げ観測の拡大を受けて金融セクターを中心に上昇し、終日堅調推移となった。米国主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。VIX指数は12.96から12.06へ低下した。
★NY外国為替市場:株高・金利上昇でドルが総じて強い展開
ドル/円は、米長期金利が上昇幅を拡大し、日経平均先物やNYダウ先物が堅調推移したことが支えとなったほか、米2月ISM製造業景気指数が57.7と市場予想の56.2を上回ったことが伝わると一時114.04円まで上げた。ただ、114円台での滞空時間は短く、一巡後は利食い売りに押され113円台半ばまで下押しした。一方で、NYダウが一時350ドル超高まで上げ幅を広げたため下値も限られた。ユーロ/ドルは、全般ドル高が進んだ流れに沿って一時1.0514ドルまで値を下げたが、2月22日の安値1.0493ドルが目先のサポートとして意識されると1.0570ドル台までショートカバーが進んだ。ただ、買い一巡後は売りに押されるなど戻りも鈍かった。
★NY原油先物市場は続落:8週連続の米原油在庫増を嫌気
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で、原油在庫が8週連続で増加したことから、需給面を嫌気した売りに押された。米国株はリスク選好の動きから大幅高となったが、原油相場まで波及しなかった。
★NY金は続落・銀先物市場は続伸:3月利上げの思惑を嫌気
NY金先物市場は、1237.20ドルから1251.40ドルのレンジで推移した。ダドリー米NY連銀総裁などFRB高官から『3月利上げ』に前向きな発言が相次いで確認されたことで、金市場への余剰資金の流入が細るとみた売りが出た。
★米国債券市場は続落:利上げ観測から売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%高い(価格は下落)2.45%で終了した。引き続き米3月利上げ観測を意識した債券売りが進んだ。米国株の大幅上昇も安全資産としての債券需要を後退させた。
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