★米国株式市場は下落:北朝鮮情勢悪化への懸念を嫌気した売り
NYダウは75.05ドル安の24811.76、ナスダックは1.53ポイント安の7424.43で取引を終了した。トランプ大統領が米朝会談の中止を表明し、北朝鮮情勢への懸念からリスク回避の売りが進んだ。また、トランプ政権が自動車・自動車部品に最大25%の関税導入を検討していることが報じられ、貿易戦争への懸念が強まった。しかし、昨日のFOMC議事要旨を受けた長期金利の下落により、引けにかけて下げ幅を縮小した。VIX指数は12.58から12.53へ低下した。
★NY外国為替市場:北朝鮮情勢悪化でリスク回避の円買い
ドル/円は、トランプ大統領が米朝首脳会談の中止を表明すると、北朝鮮情勢を巡る先行き不透明感を意識した売りが先行した。NYダウが280ドル超下げたほか、米長期金利が低下に転じたことなどに伴って、一時108.96円まで下押しした。もっとも、売り一巡後は亜k部下が下げ渋ったことなどもあり109.30円台まで下値を切り上げた。ユーロ/ドルは、1.17ドル台前半で方向感を欠いた動きとなった。米長期金利の低下を受けて一時1.1750ドルまで値を上げたものの、その後はユーロ買いも一服した。
★NY原油先物市場は続落:ロシアの段階的な減産解除検討を嫌気
NY原油先物市場は一時70.52ドルまで下落した。ロシアは段階的な減産解除について検討するとの報道が嫌気された。原油とガソリン在庫が増加したことも引き続き嫌気された。
★NY金先物市場は上昇:地政学リスクの高まりから買い優勢
NY金先物市場は一時1306.40ドルまで買われた。トランプ大統領が6月12日に開催予定だった米朝首脳会談を中止すると表明したことで、朝鮮半島情勢が再び緊迫する可能性が浮上したことで、安全資産としての金買いが強まった。また、米長期金利が低下したことも買い材料視された。
★米国債券市場は続伸:リスク回避の債券買いが優勢
米国債券市場で弔意ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は上昇)2.79%で終了した。米朝首脳会談の中止を受けて朝鮮半島情勢への懸念が広がるなか、リスク回避の債券買いが強まった。
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