★米国株式市場は下落:トランプ大統領演説前の利益確定売り
NYダウは25.20ドル安の20812.24、ナスダックは36.46ポイント安の5825.44で取引を終了した。トランプ大統領の議会演説を控えて利益確定売りも散見され、朝方から軟調な展開となった。原油価格の下落に伴い、株価も下落したが、新政権の経済策への期待感も根強く下値も限られた。13営業日ぶりの下落となった。VIX指数は12.10から12.96へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルは荒れ模様の展開となった
ドル/円は、米長期金利の低下や日経先物の下落を背景に売りが進んだ。対ユーロでドル安が進んだ影響も受けて、一時111.66円まで値を下げた。ただ、7日安値の111.57円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。ウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁が『3月利上げを真剣に協議すると予想』と語ったことが支えとなったほか、ダドリー米NY連銀総裁が『利上げの主張はより説得力のあるものになっている』と発言したと伝わると米長期金利が急上昇したことでドルの買い戻しが加速した。ユーロ/ドルは、月末のロンドンのフィキシングに絡んだユーロ買い・ドル売りのフローが観測されたとの指摘があり、一時1.063ドルまで上昇した。その後は米長期金利の上昇もありユーロは下げ足を速めた。
★NY原油先物市場は反落:ポジション調整目的の売り優勢
ロシアが、2月の原油生産を日量12万4000バレル程度削減したと伝わった。1月の減産幅11万7000バレルを上回る減産となったが、反応は限定的だった。市場では、トランプ大統領による施政方針演説に関心が向かっており積極的な買いは手控えられ、ポジション調整目的の売りが優勢となった。
★NY金は反落・銀先物市場は続伸:金利上昇とドル高を嫌気
NY金先物市場は、1248.20ドルから1259.30ドルのレンジで推移した。FRB要人により3月利上げ観測が高まったことを受け、米長期金利が上昇したことや、主要通貨に対してドルが強含んだことから金は売られる展開となった。ただ、欧米政治リスクへの警戒感が下支えとなり、金は底堅く推移する可能性が高い。
★米国債券市場は続落:3月利上げ思惑から売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.39%で終了した。ウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁やダドリー米NY連銀総裁の発言を受けて3月利上げへの思惑が高まり、債券売りが優勢となった。
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