★米国株式市場はまちまち:トランプ政権の減税策の期待継続
NYダウは7.91ドル高の20619.77、ナスダックは4.54ポイント安の5814.90で取引を終了した。米1月住宅着工・建設許可件数が予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され買いが先行した。足もとの相場上昇に対する利益確定売りが出た半面、トランプ政権の減税策への期待を背景にした買いも根強く、下値は堅かった。主要株価指数は5営業日連続で過去最高値を更新した。VIX指数は11.97から11.74へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは米長期金利の低下で弱含み
ドル/円は、前週分の米新規失業保険申請件数や2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月米住宅着工件数などが軒並み予想より強い内容となったことで米長期金利が低下幅を縮めると113.84円まで値を上げたが、上値は限られた。その後に米長期金利が急低下したほか、日経平均先物が170円下落すると売りが進み、一時113.05円まで値を下げた。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まった。ユーロクロスの上昇も支えとなり、一時1.0679ドルまで上値を伸ばした。
★NY原油先物市場は反発:減産延長報道を好感
一部メディアで、産油国が減産を当初予定の半年から円超するか、もしくは減産幅を拡大する可能性あると報じた。原油は一時マイナス圏に下落したが、減産延長に伴う需給面が下支えとなり、引けにかけてプラス圏を回復した。
★NY金・銀先物市場は上昇:現政権に対する警戒感の高まりで買い優勢
NY金先物市場は、1233.30ドルから1243.70ドルのレンジで推移した。トランプ大統領から労働長官に指名されていたパズダー氏が指名を辞退したことで、トランプ政権の政策運営に対する警戒感が高まった。閣僚の指名承認が大幅に遅れていることが嫌気され、金が買われた。
★米国債券市場は反発:ポジション調整による買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.44%で終了した。2月フィラデルフィア連儀製造業景気指数など良好な米経済指標を受けて売りが出る場面もあったが、反応は限定的だった。その後は持ち高調整による買い戻しが優勢となった。
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