★米国株式市場は上昇:金利上昇で金融セクター中心に買い優勢
NYダウは92.25ドル高の20504.41、ナスダックは18.62ポイント高の5782.57で取引を終了した。朝方はイエレン米FRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から小動きの展開だった。イエレン米FRB議長が追加利上げに積極的な姿勢を示したことで、米長期金利が上昇したことから金融株が堅調推移したことで上げ幅が拡大した。また好業績が期待されるアップルなどの上昇も相場を支えた。主要株価指数は揃って史上最高値を更新した。VIX指数は11.07から10.74へ低下した。
★NY外国為替市場:イエレン米FRB議長発言でドル全面高
ドル/円は、113.40円を挟んでもみ合い商状となっていたが、イエレン米FRB議長の議会証言を前に思惑的な買いが入った。イエレン米FRB議長が『(3月を含め)今後数回の会合で利上げすることは適切』、『FOMCはバランスシート戦略を今後数カ月で協議するだろう』と述べると米長期金利が急上昇となったことでドル買いが加速した。その後も『全てのFOMC会合がライブ』と利上げに対して積極的な姿勢を示したことが支えとなり、一時114.50円まで上げた。一旦上値が重くなったが下値は堅かった。ユーロ/ドルは、イエレンFRB議長のタカ派的な発言を受けてドル高が進むと売りが優勢となった。一時1.056ドルまで下げ足を速めた。その後は次第に1.05ドル台後半で値動きが細った。
★NY原油先物市場は上昇:改めてOPEC減産実施を好感
相場の材料が乏しいなか、OPECによる減産実施が、改めて材料視され堅調推移となった。ただ、イエレン米FRB議長のタカ派的な発言を受けて、早期の米利上げ観測が浮上し、ドルが主要通貨に対して強含んだことが影響して上値が重くなった。
★NY金は続落・銀先物市場は反発:ドル高を嫌気した売りが優勢
NY金先物市場は、1222.70ドルから1236.00ドルのレンジ推移となった。イエレン米FRB議長のタカ派的な発言を受けて、ドルが主要通貨に対して強含みとなったことから冴えない展開となった。しかし、トランプ政権への不透明感が下支えとなり下げは限定的だった。欧州政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調推移するとの声が多い。
★米国債券市場は続落:米利上げ観測高まり下落
米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.47%で終了した。イエレン米FRB議長が利上げに前向きな姿勢を示したことで債券売りが活発化した。一時利回りは2.50%まで上昇した。
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