★米国株式市場はまちまち:米長期金利低下で金融株に売り集中
NYダウは35.95ドル安の20054.34、ナスダックは8.24ポイント高の5682.45で取引を終了した。原油価格の下落を受けて売りが先行した。トランプ政権に対する政策実現への懐疑的な見方が強まり、米長期金利が下落したことで金融株に売りが集中した。ただ、原油価格の回復もあり下げ幅を縮小した。10日の日米首脳会談を控えて様子見ムードが広がっていることもあり、総じて値動きは乏しかった。VIX指数は11.30から11.45へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利の低下により総じてドル安
ドル/円は、米長期金利が低下した背景にドル売りが強まった。また、日経先物が下落したことも嫌気され、一時111.61円まで下げた。ただ、前日安値111.59円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。米10年債入札後に急速に低下幅を縮めるとつれる形で買い戻しが優勢となり112.20円台まで急反発した。しかし、引けにかけて再び米長金利が低下したため、111.90円付近まで売りに押されるなど戻りも鈍かった。ユーロ/ドルは、欧州時間には一時1.0640ドルまで下げたが、ユーロ/カナダドルの買い戻しや米長期金利の低下を背景にNY時間はショートカバーが優勢になった。
★NY原油先物市場は反発:在庫増は織り込み済みで買い戻し優勢に
米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計では、原油在庫が前週比1383万バレルの増加と昨年5月以来の水準まで積み上がった。市場予想を上回る在庫の増加だったものの、昨日発表された米石油協会(API)の週間統計が、既に予想を大幅に上回る結果だったことで、市場はある程度の上振れを想定していた。発表後は、売り方の買い戻しなどが入り52ドル台での推移となった。
★NY金は続伸・銀先物市場は反落:欧州へのリスク高まり金買い優勢
NY先物市場は、1231.30ドルから1246.60ドルのレンジで推移した。フランスやドイツなどの選挙への警戒感や、ギリシャ債務問題の再燃など欧州政治の不透明感が嫌気されて金は堅調推移となった。また、ドルインデックス指数低下やドルの下落も金買い材料となった。
★米国債券市場は続伸:欧米の政治的リスク継続で買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは4日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.33%で終了した。トランプ政権への先行き不透明感や欧州政治リスクを背景に安全資産とされる債券需要が高まった。米10年物国債入札は『低調』となり、急速に売りが進む場面もあったが、引けにかけては再び買われる展開となった。
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