★米国株式市場は上昇:米企業業績の改善や貿易収支で赤字縮小を好感
NYダウは37.87ドル高の20090.29、ナスダックは10.67ポイント高の5674.22で取引を終了した。米企業業績の改善に加え、12月貿易収支で赤字幅が縮小したことが好感され買いが先行し、一時100ドル超上昇する場面もあった。ただ、原油価格が軟調になったことに伴い、午後にかけて上げ幅を縮小したものの、昨日フィラデルフィア連銀総裁が米景気に楽観的な姿勢を示し、トランプ政権が打ち出す政策が経済に与える影響を議論するには時期尚早としたことが下値を支えた。ナスダックは、過去最高値を更新した。VIX指数は11.35から11.30へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは総じて米長期金利の変動につれた動き
ドル/円は、米12月貿易赤字が予想以上に縮小し経済への期待感が強まりドル買いに拍車がかかった。その後発表された米国の雇用関連指標が予想を下回ったことや、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のハト派的な発言を受けて、米長期金利が急低下したことでドル買いが後退した。ユーロ/ドルは、欧州時間には一時1.0656ドルまで下落したものの、NY時間では米長期金利の低下を横目にショートカバーが入り1.07ドル台を回復する場面も見られた。ただ引けにかけては売りに押されるなど戻りも限られた。
★NY原油先物市場は続落:米国内在庫懸念から売り優勢
米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計の発表を控え、市場では原油在庫やガソリン在庫の増加に警戒感が強まった。また、為替市場でユーロへの警戒感が強まり、ドル買いが進んだことも原油の重しとなった。トランプ大統領による政策運営への警戒感から、リスク資産への積極投資が手控えられている。
★NY金・銀先物市場は続伸:欧米政治リスクから金買い優勢
NY金先物市場は、1229.20ドルから1237.50ドルのレンジで推移した。米政権の政策などに対する警戒感や独・仏などの選挙への警戒感に加え、ギリシャ債務問題の再燃などが嫌気され、安全資産とされる金へ資金が流入した。ただ、総じて主要通貨に対してドル高となったことが上値を重くしたが、欧米政治リスクに対する不透明感が下支えとなった。
★米国債券市場は続伸:米3年債入札好調を確認で買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は上昇)2.39%で終了した。持ち高調整の売りが先行したが、原油価格の下落を受けてインフレ圧力が鈍るとの見方から債券を買い戻す動きが優勢となった。米3年債入札では『好調』だったことを確認できたことも債券買いとなった。利回りは一時2.36%と1月18日以来の水準まで低下した。
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