★米国株式市場は下落:米雇用統計控え様子見ムード漂う
NYダウは6.03ドル安の19884.91、ナスダックは6.45ポイント安の5636.20で取引を終了した。トランプ米大統領がイランのミサイル実験を非難したほか、オーストラリア首相との電話会談を打ち切ったことで、強硬な外交手法への警戒感から売りが先行した。前日のFOMCでは利上げ見通しに対する言及がなく、米景気に楽観的な見方と政治・経済情勢への慎重な見方が交錯した。米1月雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、前日終値を挟んだ方向感のない動きが続いた。VIX指数は11.81から11.93へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルはNY市場で買い戻しの展開
ドル/円は、米長期金利の低下や日経先物の失速を背景にドル売りが先行し、一時112.02円と昨年11月29日以来の安値を付けた。ただ、『下サイドでは本邦長期資金の買いが観測されている』との指摘があるなか、下値の堅さを確認するとショートカバーが入った。また、トランプ米大統領が近く税政策を発表するとしたことなどから、米長期金利が上昇に転じたためドル売りが和ぎ112.80円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を受けて一時1.0828ドルと昨年12がうt8日以来の高値を更新した。一巡後は米長期金利が一転上昇したことや、ドル/円の買い戻しに伴った売りが出た。
★NY原油先物市場は反落:改めて米原油在庫の増加を嫌気
OPEC加盟国が順調に減産を進めていると報じられたことから、時間外取引で54.34ドルまで上昇する場面が見られた。ただ、米国の原油在庫の増加などが改めて意識されて上げが一服し、じりじりと値を消す動きとなった。その後は、新規材料に乏しく、相場は一時上昇するなど方向感に欠ける動きとなった。
★NY金は小反発・銀先物市場は続落:高値圏では利益確定売りで重い
NY金先物市場は、1210.20ドルから1227.50ドルのレンジで推移した。市場では『トランプ米大統領の通商・外交政策に対する不透明感が強まっており、安全資産とされる金に買いが入りやすいとの指摘があった。ただ、高値圏では利益確定売りも上値を重くしている。
★米国債券市場は横ばい:米1月雇用統計控えポジション調整の動き
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.47%で終了した。市場の序盤では英長期金利の低下につれる形で債券買いが進み、一時2.43%まで金利が低下した。しかし、米1月雇用統計を控えて買い一巡後は持ち高調整の売りに押される展開となった。
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