★米国株式市場は下落:米朝首脳会談の開催不透明感を嫌気
NYダウは178.88ドル安の24834.41、ナスダックは15.58ポイント安の7378.46で取引を終了した。中国が自動車の輸入関税を引き下げるとの報道を受けて、貿易摩擦を巡る米中間の緊張緩和が好感され、買いが先行した。ポンペオ米国務長官が昨日にイランへの経済制裁を発表したほか、トランプ大統領が米朝首脳会談を見送る可能性に言及し、地政学リスクへの警戒感から上げ幅を縮小し下落した。前日までの大幅続伸に対する反動から利益確定目的の売りも出やすかった。VIX指数は13.08から13.22へ上昇した。
★NY外国為替市場:レンジ内で全般方向感のない展開
ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いで、一時110.80円付近まで売りに押された。ただ、前日安値110.75円が目先のサポートとして意識されると一旦111円台を回復した。しかし、引けにかけてNYダウが軟調に推移したこともあり、戻りは限定的だった。ユーロ/ドルは、17日高値の1.1838ドル手前で上値の重さが確認されると、やや売りが優勢となった。イタリア新政権の財政拡張方針に対する懸念がくすぶるなか、米長期金利上昇なども相場の重石となり、1.1760ドル台まで上値を切り下げた。
★NY原油先物市場は小幅下落:ポジション調整的な売り優勢
NY原油先物市場は一時71.82ドルまで下落した。米週間在庫統計発表を控えてポジション調整的な売りが観測された。米国株安を意識した売りも入った。ただし、世界的な供給過剰解消への期待から72ドル以下では押し目買いも根強く残っている。
★NY金・銀先物市場は上昇:米国株安や米朝首脳会談の不透明感から買い優勢
NY金先物市場は一時1296.00ドルまで買われた。ユーロの反落が嫌気されたが、米国株安や米長期金利の上げ渋りを意識した買いが入った。また、6月12日に予定されている米朝首脳会談の開催が危ぶまれていることも金買いの支援材料となった。23日のFOMC議事要旨を前にポジション調整目的の買いも入った。
★米国債券市場は横ばい:様子見ムード強く手控え
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日比と同じ3.06%で終了した。重要な経済指標などの発表がなかったほか、23日のFOMC議事要旨の公表を控えて様子見ムードが強かった。2年債入札が好調だったことから、一時買いが強まった。
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