★米国株式市場はまちまち:経済対策期待や良好な米企業決算受け
NYダウは32.40ドル高の20100.91、ナスダックは1.16ポイント安の5655.18で取引を終了した。トランプ新政権への経済対策の期待や発表が本格化している米企業決算が総じて良好なことから買いが先行した。前日に主要株価指数が揃って史上最高値を更新したことで利益確定の動きから上値は重かった。ただ、原油価格の上昇や12月景気先行指数が予想を上振れたこともリスク選好の動きにつながった。VIX指数は11.08から10.61へ低下した。
★NY外国為替市場は総じてドル高傾向
ドル/円は、米長期金利が上昇したことも相場の支えとなり、目先のストップロスを巻き込みながら、一時114.85円まで値を上げた。その後は米7年物国債入札後に米長期金利が低下に転じたことで114.20円台まで上値を切り下げる場面もあったが、総じて底堅く推移した。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けて全般にドル高が進んだ流れに沿ったユーロ売りが進んだ。ただ、ユーロ売りが一巡すると米長期金利が低下に転じたことに伴って一意1.07ドル台を回復したが、引けにかけては再び安値圏まで押し戻した。
★NY原油先物市場は反発:リスク選好の動きに資金が流入
主要産油国による減産が順調に進んでいるとの観測を背景に買いが優勢となった。また、NYダウが20000ドル台に乗せた後も堅調推移していることを受けて、リスク選好の資金が原油に向かった。一時1月6日以来となる1バレル=54ドル台をつける場面も見られた。
★NY金・銀先物市場は続落:ドルインデックス指数・株高・ドル高上昇を嫌気
NY金先物市場は、1186.60ドルから1205.00ドルのレンジ推移した。ドルインデックスが大幅上昇したほか、ドルが主要通貨に対して強含んだことが嫌気された。また、米国株が20000ドル台乗せた後も堅調推移していることで、安全資産とされる金への資金が細った。足元1200ドルの攻防と、25日移動平均線が下値支持ラインとなるかが注目点となる。
★米国債券市場は反発:無難な入札結果を受け買いが優勢に
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.50%で終了した。世界的に株高基調となったことで安全資産とされる債券への売りが強まった。売り一巡後は株価の伸び悩みにつれて下値を切り上げた。米7年物国債入札は『無難な結果だった』と受け止められたことで、債券買いが優勢となった。
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