★米国株式市場は上昇:インフラ投資拡大や雇用創出への期待で買い優勢
NYダウは112.86ドル高の19912.71、ナスダックは48.01ポイント高の5600.96で取引を終了した。2016年10-12月期の決算で業績が好調だった銘柄を中心に買いが先行した。自動車大手3社との会談でトランプ大統領が環境規制の緩和を表明したほか、複数のパイプライン建設の大統領令に署名したことでインフレ投資拡大や雇用創出への期待から上げ幅を拡大した。S&P500とナスダックは過去最高値を更新した。VIX指数は11.80から11.08へ低下した。
★NY外国為替市場:NY市場に入りドルが総じて強い展開
ドル/円は、米長期金利が上昇したことを受けて買いが先行した。米12月中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったこともあり、一時113円台割れとなる場面もあった。その後、トランプ大統領がキーストーンXLおよびダコタ・アクセス両パイプラインの建設プロジェクトを推進させる2つの大統領令に署名したとの報道を受けて、雇用拡大への期待感か広がり米長期金利の上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。ユーロ/ドルは、米住宅指標の発表後に一時1.0775ドルまで上昇する場面も見られた。ただ、その後は米長期金利が上昇幅を拡大するなかで売りが優勢となり、1.0720ドルと日通し安値をつけた。
★NY原油先物市場は反落:協調減産の順守発言を好感
OPECの加盟国であるイラクのルアイビ石油相が、OPEC加盟国と非加盟国が進めている減産方針を順守していると話したことが材料視された。しかし、トランプ米大統領が、カナダとテキサス州を結ぶパイプラインなどの建設を推進する大統領令に署名したことで、米国による供給増加懸念の高まりが上値を抑えた。
★NY金・銀先物市場は反落:ドル高・米国株高を嫌気した売り
NY金先物市場は、1209.10どるから1223.00ドルのレンジで推移した。ドルインデックス指数の低下やドルが主要通貨に対して軟調推移となっていたが、一転して米ドル高となったことが嫌気された。また、米国株高となりリスク選好の動きから金売りにつながった。
★米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売りが優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.46%で終了した。米国株高を背景にリスク選好の動きが強まり安全資産とされる債券売りにつながった。また、2年債入札は『無難な結果だった』と受け止められたが、入札後には利益確定目的に売りも散見された。
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