★米国株式市場は下落:欧州株安につれて売り優勢
NYダウは27.40ドル安の19799.85、ナスダックは2.39ポイント安の5552.94で取引を終了した。トランプ新政権の政策運営に対する警戒感が意識され、欧州株が全面安となり、米国株も小幅下落して寄り付いた。トランプ大統領が開催した企業幹部との朝食会で、出し規模な減税や規制緩和の方針が示されると、一時上昇に転じる場面もあったが、政策への先行き懸念からその後は軟調推移となった。VIX指数は11.55から11.80へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下で全般ドル売り
ドル/円は、トランプ米大統領が『極めて大規模な減税を実行する』『極めて大規模な規制緩和を実行する』などの見解を示すと、NYダウ先物が買い戻されたことで一時114円台を回復する場面も見られたが、その後は米長期金利が低下幅を拡大したことで売りが優勢となった。18日安値112.53円が意識されると一旦は下げ渋る場面も見られた。しかし、ムニューチン次期財務長官が『過度に強いドルは短期的にマイナスの可能性』との見解を示すと再び売りが優勢となった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下で全般的にドル売りが進むなか、次第に下値を切り上げる展開になった。ムニューチン紙の発言後には1.0768ドルまで値を上げた。
★NY原油先物市場は下落:リグ数の増加を嫌気した売り
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが前週末発表した米国の稼働リグ数が増加(前週比29基増の551基)したことで、米国の供給過剰を警戒する売りが優勢となった。一方、OPECの加盟国と一部非加盟国の主要閣僚が開催した監視委員会では、減産の順守を確認した。世界的な需給の緩みに対する警戒はさほど高まっていない様子。
★NY金・銀先物市場は続伸:インデックス指数低下やドル安で買い優勢
トランプ大統領の政策に対する不透明感が広がったことから、ドルインデックス指数が低下したほか、ドルが主要通貨に対して弱含む格好となった。また、世界的な株価上昇一服を受けて、金は堅調な動きが見られた。
★米国債券市場は続伸:先行き米経済政策への不透明感から買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)2.39%で終了した。トランプ政権の経済政策を巡る不透明感が意識され、安全資産とされる債券需要が高まった。また、世界的株価上昇一服も債券相場を支えた。
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