★米国株式市場は上昇:米中貿易摩擦後退を好感
NYダウは298.20ドル高の25013.29、ナスダックは39.70ポイント高の7394.04で取引を終了した。米中貿易摩擦を巡る米中協議が中国の対米輸入拡大で妥結し、関税賦課棚上げしたことで投資家心理の改善から買いが先行した。中国事業の比率の高い航空機メーカーのボーイングや建設機械のキャタピラーに買戻しが広がったほか、原油価格の上昇を好感され終日堅調推移となった。約2ヵ月ぶりに25000ドル台を回復した。VIX指数は13.42から13.08へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利の伸び悩みでドル売り
ドル/円は、アジア時間に急ピッチで値を上げた反動から売りが先行した。米4月シカゴ連銀全米活動指数が市場予想を下回り、米長期金利が伸び悩んだため、ドルも高値圏でのもみ合いに終始した。ただ、米中貿易戦争休戦で、警戒感が緩和したため、押し目買いでのドル買い・円売り意欲も根強く、底堅い展開となった。ユーロ/ドルは、全般にドル売りが優勢となったこともあり、徐々にユーロ買いが強まった。一時1.1796ドルまで値を上げた。そのため、ドルの値動きを示すドルインデックス指数は一時93.512まで低下した。
★NY原油先物市場は反発:ベネズエラに対する制裁懸念から買い優勢
NY原油先物市場は一時72.68ドルまで買われ、2014年11月下旬以来の高値を付けた。ベネズエラ大統領選挙で現職のマドゥロ氏が当選したことから、米国による制裁発動や供給不足を警戒した買いが入った。中東情勢の悪化に対する警戒感が消えていないことや、米国株高も原油価格に対する支援材料となった。
★NY金先物市場は小反落:ユーロ反転で買い優勢
NY金先物市場は一時昨年12月以来の安値1281.20ドルまで売られた。ユーロ安継続を嫌気した売りが先行したが、通常取引終盤にユーロが反転したことから、金の下げ幅は縮小した。米長期金利が伸び悩んだことも支援材料となった。
★米国債券市場は反落:米国株高を受けて売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)3.06%で終了した。米中貿易摩擦への懸念が和らいだことで、米国株が大幅上昇したことを受けて、安全資産とされる債券需要が後退した。
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