★米国株式市場は反発:原油価格上昇を好感
NYダウは98.75ドル高の19954.28ドル、ナスダックは11.83ポイント高の5563.65で取引を終了した。トランプ次期米大統領の記者会見を受けて上下に振れたが、原油価格の上昇が好感され底堅く推移した。
★NY外国為替市場:ドルはトランプ氏会見後に大波乱
ドル/円は、米長期金利の上昇日経先物の上昇も相場を支えたほか、トランプ次期大統領の記者会見を前に思惑的なドル買いが見られ116.87円まで上げた。トランプ氏は『最も多くの雇用を生み出す大統領になる』『会社の経営権は二人の息子に譲る』『メキシコとの国境に壁を作る』などと発言したが、具体的な経済対策への言及がなく失望売りが優勢になった。目先のストップロスを継続的に巻き込み、昨年12月9日以来の安値となる114.23円まで急速に下げ幅を広げた。売り一巡後は、急ピッチな下げの反動から115円半ばまで戻す展開となった。ユーロ/ドルは、欧州時間からユーロが全面安となった流れを引き継いだ。米長期金利の上昇も重しとなって1.0453ドルまで弱含んだ。記者会見後はドルが失速し、ユーロ/ドルは1.0623ドル台まで一転上昇となった。その後は米長期金利が低下幅を縮小すると1.056ドル台まで伸び悩んだ。
★NY原油先物市場は反発:12月のOPEC生産減少が買い材料
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の米石油在庫統計では、原油や石油製品の在庫が前週比では増加した。原油在庫が予想以上に増えたことが分かると一時50.75ドルまで売り込まれた。しかし、一部調査で12月のOPECの原油生産が前月比で減少が伝わったことが材料視され買い戻しの動きとなった。
★NY金・銀先物市場は続伸:ドル失速で買い材料
NY金先物市場は、1177.00ドルから1198.50ドルで推移した。トランプ次期大統領の記者会見で、経済政策に関する具体的な話がなかったことから、ドルは主要通貨に対して失速したことから金の買い材料となった。一時1198.50ドルと昨年11月23日以来の高値を付けた。
★米国債券市場は横ばい:入札好調も米国株上昇が重しに
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.37%で終了した。トランプ次期大統領の記者会見に振らされる展開となった。ただ米10年債入札の結果が『好調だった』と受け止められると債券買いが強まった。一方、米国株式が上昇したことから、上げ幅を縮めるなど方向感が定まらない展開となった。
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