★米国株式市場はまちまち:トランプ氏の記者会見を控えて様子見相場
NYダウは31.85ドル安の19855.53、ナスダックは20.00ポイント高の5551.82で取引を終了した。企業決算に対する警戒感から売りが先行した。その後は多額の投資計画や強気な利益見通しを発表した自動車各社、一部のハイテク企業の買いが広がり上昇した。しかし、原油価格の下落を受けて資源関連株中心に上値が重かった。もっとも11日にトランプ次期米大統領の公式記者会見を控えて様子見気分も強かった。VIX指数は11.56から11.49へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは米長期金利の変動につれた動き
ドル/円は、米長期金利や日経先物の上昇を支えに116.34円まで上昇した。その後、米長期金利が低下に転じ、日経先物がマイナス圏に沈むと一転下落基調となった。市場では『ロンドンのフィキシングに絡んだドル売り・円買いが出た』との指摘もあり115.30円まで下げ足を速めた。ただ、アジア時間に付けた日通し安値115.20円が目先のサポートとして意識されると、下値を切り上げ116円台を回復したが、勢いは長く続かなかった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇に伴い1.0558ドルまで下落したが、米長期金利が低下に転じると1.06ドル台を回復した。ただ、米長期金利が再び上昇したうえ、ユーロクロスが下落すると1.0550ドルまで失速した。
★NY原油先物市場は続落:リビアの増産報道を嫌気
一部メディアが、リビアの生産量が年明け以降増加しており、日量ベースでは過去6カ月間で3倍以上になったと報道された。同国はOPECが減産を決めた際の非対象国となっている。しかし、主要産油国による減産合意が順守されない可能性が意識され売りが強まった。
★NY金・銀先物市場は続伸:中国・インドの実需筋の買いの指摘も
NY金先物は、1180.20ドルから1190.60ドルのレンジ推移となった。ドルインデックスが101台後半で推移しており、ドル高が一服している。そのため、新規材料難から方向感に乏しい展開が続いたが、引けにかけてやや買いが優勢となった。また、一部では『インドや中国など実需筋による買いが観測』との声も聞かれた。
★米国債券市場は反落:トランプ氏の記者会見控え方向感のない展開
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.37%で終了した。トランプ次期米出統領の公式記者会見を控えるなか方向感のない取引が続いた。米3年物国債入札の結果は『好調だった』と受け止められた。
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