★米国株式市場はまちまち:企業業績への警戒感から売り優勢
NYダウは76.42ドル安の19887.38、ナスダックは10.76ポイント高の5531.82で取引が終了した。原油価格の下落を背景に石油株が軟調推移したほか、米長期金利の低下に伴い利ざやの縮小が意識された金融株も売られた。10-12月期決算を前に企業業績への警戒感から売りが先行した。アナリストの投資判断を受けて一部ハイテク株に買いが広がったものの、相場z年タイは上値の重い展開となった。VIX指数は11.28から11.56へ上昇した。
★東京外国為替市場:地政学的リスクの高まりから円買い優勢
ドル/円は、英国のハードブレグジット警戒感が再燃したほか、米国防当局者が米海軍の駆逐感が8日高速で接近してきたイラン革命防衛隊の船舶に向けて威嚇射撃を3回行ったことが明らかになると地政学的リスクの上昇が嫌気された。そのため、欧州時間からリスク回避目的のドル売りが強まった流れを引き継いだ。米長期金利の低下に伴い全般ドル売り圧力が高まった。ただ、116円割れの水準では買いも入ったが戻りも限定的だった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景にドル安が進んだ流れに沿って1.0511ドルから1.0583ドルまで持ち直した。買いが一巡すると1.0570ドル前後での持ち高調整が続いた。
★原油先物市場は反落:協調減産の不透明感から売り優勢
イラク南部の輸出港からの原油輸出量が16年12月は増加し、過去最大規模と伝わった。市場では、協調減産に対する不透明感が意識され売り優勢の展開となった。また、先週末に発表された米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数が10週連続で増加したことも重しとなった。
★NY金・銀先物市場は反発:地政学的リスクの高まりから買い優勢
NY金先物市場は、1172.20ドルから1186.40ドルのレンジで推移した。米国海軍がイランの船舶に向けて威嚇射撃を行ったとの報道を受けて、米国株安・ドル安となった。そのため、地政学的なリスクの高まりやドル安による割安感から金は買いが優勢となった。
★米国債券市場は反発:リスク回避の債券需要が高まった
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.36%で終了した。英国のEU離脱によるハード・ブレグジットへの懸念や、米国のイランの船舶に向けた威嚇射撃など、地政学的リスクが高まった。そのため、原油価格や米国株の下落による安全資産への債券需要が高まった。
★豪州市場では、午前9:30に11月小売売上高が公表
11月指標では雇用者数変化、住宅建設許可件数などが、市場予想を上回る改善となった。11月までは金利低下のほか、商品相場の反発、中国経済の減速一服などが経済の支援材料となった。ただ、11月からは金利急低下に歯止めが掛かっており、住宅価格の高値警戒感などもあって、期待ほど改善しない余地も残っている。
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