★米国株式市場は上昇:原油高と米長期金利上昇を好感した買い
NYダウは182.33ドル高の24542.54、ナスダックは73.00ポイント高の7339.91で取引を終了した。米国によるイラン核合意の離脱及び、同国への経済制裁の再開を受けて原油価格が上昇したことで、シェブロンやエクソンモービルなど石油株が買われた。また、デュポンなど化学株にも買いが広がった。さらに、米長期金利が再び3%を突破したことで、GSなど金融株にも買いが広がり、一時220ドル超上昇した。VIX指数は14.71から13.42へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇を受けドル買戻し
ドル/円は、NYダウが上昇して始まったことを背景に一時109.83円と日通し高値を付けた。しかし、3日高値の109.92円が目先のレジスタンスとして意識されるとその後は109.70円を挟んだもみ合いが続いた。しかし、引けにかけて利回りが再び3%を突破すると、ドル買いが再び強まった。ユーロ/ドルは、欧州時間からのショートカバーの動きが続き、一時1.1897ドルと日通し高値を付けた。ただ、ユーロクロスが売られるにつれて1.1840ドル台まで押し戻された。
★NY原油先物市場は大幅反発:予想外の原油減少で買い優勢
NY原油先物市場は一時71.36ドルと2014年11月下旬以来の高値を付けた。原油在庫は増加予想に反して減少したことや、米国がイラン産原油の購入縮小を諸外国に対して要請したことが材料視された。米国はイラン核合意から離脱を表明したが、イラン側がどのような対応をとるのか予測困難であることも原油価格の上昇を促す要因となっている。
★NY金先物市場は下落:ユーロ安と米国株高を嫌気した売り
NY金先物市場は一時1304.20ドルまで下げた後に1317.80ドルまで反発した。しかし、米国株高やユーロがドルに対して弱含んだことで安全資産としての金買いは抑制された。
★米国債券市場は続落:原油高でインフレ懸念高まり売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)3.00%で終了した。原油価格の上昇が物価高につながるとの見方から債券売りが強まった。また、米10年債の入札は『無難』との見方から特に材料視されなかった。
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