FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:VIX指数や米長期金利低下を好感

NYダウは399.28ドル高の25709.27、ナスダックは84.07ポイント高の7421.46で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行した。VIX指数や米長期金利の低下によりハイテク株が先行され終日堅調推移となった。NYダウは一時320ドルを超す上げ幅となった。一方で、翌日のパウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑も広がった。VIX指数16.49から15.80へ低下した。

 

NY外国為替市場:全般ドル買い優勢に

ドル/円は、米1月新築住宅販売件数が予想外に減少したことで一時ドル売りが優勢となったが、2月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に2005年以来の高水準に達したためドル売りが後退した。月末のドル買い、株高に連れたリスク選好の円売りも再燃した。ただ、107円台では滞空時間が短く、上値の重い展開となった。ユーロ/ドルは、全般ドル高の地合いに沿ったほか、市場では『ロンドンのフィキシングにかけて売りが出た』との声もあり、先週末安値の1.2279ドルを下抜け1.2278ドルまで弱含んだ。ただ、フィキシング通貨後は買い戻しが入った。

 

NY原油先物市場は続伸:株高と米長期金利低下を好感

NY原油先物市場は一時64.24ドルまで買われた。株高が続いていることや、米長期金利は上げ渋っていることが好感された。輸入関税が引き上げられた場合、米国内で鉄鋼などの生産量が増加する可能性があることも原油価格に対する支援材料となった。

 

 

NY金・銀先物市場は上昇:リスク回避の買いは一服

NY先物市場は、時間外取引で1342.90ドルまで買われたが、通常取引では米国株高を意識して上げ渋った。米長期金利はやや低下したが、翌日のパウエル米FRB議長の議会証言を控え、FRBは利上げ継続の方針を変更しないと予想されており、リスク回避的な買いは一服しつつあった。

 

米国債券市場は横ばい:米国株高で上げ渋り

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ2.86%で終了した。米1月新築住宅販売件数が予想を下回り、安全資産とされる債券の需要が高まった。しかし、米国株式市場が大幅上昇となったことで上値が切り下がった。

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