★米国株式市場はまちまち:主要企業決算を嫌気した売り先行
NYダウは64.10ドル安の24099.05、ナスダックは64.44ポイント高の7130.70で取引を終了した。複数の主要企業決算が嫌気され、売りが先行した。トランプ大統領が、EUやカナダなど5カ国に対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税の適用を1ヵ月延長したことで先行き不透明感が強まった。また、翌日のFOMCの結果を見極めたいとの思惑から買い手控えられ軟調推移となった。一方で、引け後に決算発表を控えるアップルを中心にハイテクセクター買いが広がり、下げ幅をやや縮小する展開となった。VIX指数は15.93から15.49へ低下した。
★NY外国為替市場:全般ドル買い優勢の展開
ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いでドルは底堅く推移した。一時109.79円まで上昇した後、一旦米長期金利の上昇場縮小やNYダウ350ドル超安などを手掛かりに上値が重くなったものの、一巡後は買戻しが再開した。NYダウの下げ幅縮小などを受けて、一時109.89円と2月5日以来の高値圏を更新した。ユーロ/ドルは、全般ドル高が進んだ流れに沿って、節目とされた1.200ドルを下抜けて1.1982ドルまで下押しした。売り一巡後は1.202ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
★NY原油先物市場は反落:米ドル高と原油在庫増加予想で売り優勢
NY原油先物市場は一時66.85ドルまで売られた。米原油在庫の増加予想や主要通貨に対してドルが強含んだことが売り材料となった。ただ、イラン核合意から米国が離脱するとの思惑は消えていないことから、67ドル近辺では押し目買いが観測された。
★NY金先物市場は続落:米ドル高とアジアの地政学リスク後退で売り優勢
NY金先物市場は一時1302.30ドルまで売られた。米ドル高や米インフレ加速を嫌気した売りが優勢となった。トランプ大統領は記者団に対して『米朝首脳会談の日時と場所はおそらく数日中に発表されるだろう』と述べたことも売り材料となった。北東アジアの地政学リスクに対して特別な警戒感はなくなりつつあることも金買いを抑える一因となっている。
★米国債券市場は下落:イベント前の持ち高調整売り
米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.96%で終了した。FOMCの結果や国債発行計画の発表を翌日に控え、持ち高調整の売りが優勢となった。
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