★米国株式市場は下落:通信セクターの大型買収を嫌気
NYダウは148.04ドル安の24163.15、ナスダックは53.53ポイント安の7066.27で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行した。一巡すると通信セクターの大型買収成立が嫌気されたほか、FOMCの結果発表が控えていることや、今週の決算発表の動向を見極めたいとの思惑から、午後にかけて上げ幅を縮小し、下落に転じた。取引終盤にかけて売りが強まり、この日の安値圏で引けた。VIX指数は15.41から15.93へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下と米国株下落で一転ドル売り
ドル/円は米長期金利の上昇を背景にドル買いが先行した。月末のロンドンフィキシングに絡んだ買いも入り、一時109.45円まで上昇した。ただ、前週末高値の109.54円がレジスタンスとして意識されると伸び悩む展開になった。米長期金利が低下に転じたほか、NYダウも180ドル超高からマイナス圏まで沈んだことをながめ、109.09円近辺まで失速した。一方で、アジア時間につけた安値109.02円の手前では下げ止まり、引けにかけては米長期金利の低下一服を受けて109.30円台まで買い戻された。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇などを受けて全般ドル買いが先行するなか、一時1.2064ドルまで下押しした。前週末安値の1.2056ドルが目先のサポートとして意識されると、米長期金利が低下に転じたことなどを背景に1.21ドル台を回復する場面もみられたが、引けにかけて再び上値が重くなった。
★NY原油先物市場は反発:イラン情勢悪化への懸念で買い優勢
NY原油先物市場は一時69.34ドルまで買われた。イスラエル首相はイランには核兵器開発の計画があったと述べたことなどから、イラン核合意から米国が離脱するとの思惑が消えていないことが買い材料となった。ただ、69ドル台では利食い売りが観測されていることや、NYダウの反落を受けて原油価格の上げ幅は縮小した。
★NY金先物市場は反落:ユーロ安・ドル高から売り優勢
NY金先物市場は一時1310.70ドルまで下落した。ユーロ安・ドル高の基調は変わっていないことや、東アジアの地政学的リスク増大に対する警戒感はさらに低下していることが意識された。米長期金利はやや低下したが、別段影響はなかった。
★米国債券市場は横ばい:米FOMCを控え様子見ムード強い
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいだった。米10年物国債利回りは、前営業日比と同じ2.95%で終了した。米FOMCを控えて様子見ムードが強まった。米3月個人所得が市場予想を下回ったことなどを受けて買いが入ったものの、引けにかけては徐々に上げ幅を縮小した。
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