★米国株式市場は上昇:好調な米経済指標で自立反発の買いが優勢
NYダウは143.78ドル高の28399.81、ナスダックは122.47ポイント高の9273.40で取引を終了した。新型肺炎の拡大を懸念した売り圧力がひとまず和らぎ反発して始まったあとは、前週末に大幅下落した反動で自律反発狙いの買いも入り一時370ドル超上げた。1月ISM製造業景況指数が節目となる50以上に回復したことが好感されたほか、中国人民銀行が市場に1730億ドルを供給したことでコロナウィルスによる経済鈍化懸念が和らぎ、終日堅調推移となった。VIX指数は18.84から17.97へ低下した。
★NY外国為替市場:好調な米経済指標と米国株高を受けドルは底堅く推移
ドル/円は、対ポンドなどでドル買いが進んだ流れに沿って円売り・ドル買いが先行した。1月米ISM製造業景気指数が50.9と予想の48.5を上回ったことが分かると、一時108.80円と日通し高値を付けた。NYダウが一時370ドル超上昇したほか、日経平均先物が持ち直したことなども相場の支援材料となった。
ユーロ/ドルは、ポンド/ドルの下落につれた売りが出たほか、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て一時1.1036ドルと日通し安値を付けた。1月米ISM製造業景気指数が市場予想を上回り、節目の50を半年ぶりに回復したことも相場の重石となった。
★NY原油先物市場は大幅続落:需要の減速懸念強く売り優勢
NY原油先物市場は49.91ドル-51.97ドルのレンジ相場となった。米国株式市場や主な欧州株式市場は反発しているにもかかわらずリスクオンにはならず、原油価格は先週からの弱い地合いが続き、一時50ドルの節目を割り込み昨年1月以来となる水準まで大幅に下落した。市場では中国経済の停滞により原油の需要が減速するとの声が多かった。需給改善につながる材料は少ないため、原油先物の上値は重いままだった。
★NY金先物市場は続落:米国株反発で利益確定売り優勢
NY金先物市場は1573.20-1598.50ドルのレンジ相場となった。新型肺炎の拡大懸念は引き続きあるものの、米国株式市場が反発しドルが堅調に推移していることでリスク回避の地合いが弱まり、金先物価格は続落した。一時1,600ドルに迫ったが、利益確定を狙った売りが増えた。
★米国債券市場は反落:好調な米経済指標受け売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)1.53%で終了した。1月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことで債券売りが先行した。米国株が反発したことも安全資産とされる米国債の重石となった。
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