★米国株式市場はまちまち:週末の持ち高調整売りに上値重い
NYダウは11.15ドル安の24311.09、ナスダックは1.12ポイント高の7119.80で取引を終了した。複数のハイテク決算が好感され、買いが先行したものの、米1-3月期GDP速報値が前期から鈍化したほか、石油メジャーのエクソン・モービルの決算内容が嫌気された。週末を控えて持ち高調整や利益確定売りに押された。VIX指数は16.24から15.41へ低下した。
★NY外国為替市場:ロンドンフィキシングでドル売り観測
ドル/円は、米1-3月期国内総生産(GDP)速報値や1-3月期雇用コスト指数が予想を上回る結果となり、一時109.54円まで上げた。しかし、米長期金利の低下傾向が続く中でドル買いの勢いも長続きせず、月末のロンドンのフィキシングに絡んだドル売りが観測されると108.98円まで急ピッチで値を下げた。売り一巡後はNYダウの下げ幅縮小などを背景に109.10円台まで買い戻されたが、総じて戻りは鈍かった。ユーロ/ドルは、欧州勢の参入後はユーロ売りが優勢となり、米GDPの発表後に一時1.2056ドルと1月12日以来の安値を更新した。ただ、ユーロ売り一巡後は徐々にドル安が強まった流れに沿って1.2133ドルの高値まで反発した。
★NY原油先物市場は小幅安:需要増加期待から下げ渋る
NY原油先物市場は、ドル高継続や米長期金利高止まりを嫌気して一時67.64ドルまで売られた。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した原油掘削設備(リグ)数は前週比5基増の825基となったことも売り材料となった。ただ、イラン核合意で、米国が離脱し、対イラン制裁を再開するとの懸念は残されていることや、米経済の拡大による原油需要の増加観測などが原油価格を支えた。
★NY金先物市場は反発:米長期金利の上昇一服で買戻し優勢
NY金先物市場は一時1324.90ドルまで買われた。この日行われた南北首脳会談で非核化に向けた進展があったことやドル高を意識して短期筋などの売りが観測された。しかし、NYダウが伸び悩んだことや米長期金利が低下したこを受けて買戻しの動きが優勢となり反発した。
★米国債券市場は続伸:週末控え持ち高調整の買戻し優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.95%で終了した。米1-3月期GDP速報値が予想より強い結果となったことで一時売りに押される場面もあったが、売り一巡後は週末を前に持ち高調整目的の買戻しが入った。
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