★米国株式市場は上昇:米中貿易協議の進展を好感した買いが継続
NYダウは105.94ドル高の28621.39、ナスダックは69.51ポイント高の9022.39で終了した。米中貿易協議の第1段階合意を巡り、『調印に向けて作業が順調に進んでいる』との観測が引き続き相場を支えた。また、マスターカード(MA)によると、11月1日から12月24日までの小売売上高(自動車を除く)が前年同期比3.4%増となったことが明らかとなり、終日堅調推移となった。ただ、今週はクリスマス休暇を取っている投資家が多く商いは低調だった。 VIX指数は12.67から12.65へわずかに低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下でドル伸び悩む展開
ドル/円は、中国商務省報道官はこの日の定例会見で、米中貿易協議の第1段階合意について『米国側と引き続き密接に連携しており、両国が現在も署名前に必要な手続きを進めている』と説明した。米中貿易摩擦緩和への期待から米国株が上昇し史上最高値を更新すると、投資家のリスク選好度が高まり円売り・ドル買いが優勢となり、一時109.68円と日通し高値を付けた。なお、24日にはトランプ米大統領が『第1段階合意』について『迅速に署名するつもりだ』と述べ、調印式に向けて順調に進んでいることを強調している。好調な米7年債入札を受けて米長期金利が低下に転じるとドル/円も伸び悩む場面があったが、下押しは限定的だった。
ユーロ/ドルは、リスク・オン地合いが継続されたことで、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドル、ポンド/ドルが堅調に推移した。ユーロ/ドルも1.1100ドルに観測されていた売りオーダーをこなして一時1.1109ドルまで上値を伸ばした。
★NY原油先物市場は続伸:原油在庫の大幅減少が引き続き買い材料
NY原油先物市場は61.06ドル-61.83ドルのレンジ相場となった。米石油協会が24日に発表した統計で、12月20日までの1週間で国内原油在庫が大幅(790万バレル)減少していたこともあり、原油価格は3日連続で続伸した。また、主要産油国による減産体制は2020年も維持されるとの見方が広がっており、原油先物は9月17日以来となる61.83ドルまで買われた。なお、EIA週間在庫統計は27日発表される予定となっている。
★NY金先物市場は続伸:米長期金利の伸び悩みとユーロ高で買い優勢
NY金先物市場は1502.10∸1517.40ドルのレンジ相場となった。24日に11月上旬以来となる節目の1500ドル台を回復したことで買い安心感が広がり、本日も薄商いの中で続伸した。北朝鮮のミサイル落下との報道で1517.40ドルまで買われた。ミサイル落下の報道はその後否定されたが、米長期金利の伸び悩みやユーロ高を意識して金先物は通常取引終了後の時間外取引でも底堅い動きを見せた。
★米国債券市場は小幅続伸:好調な7年債入札結果受け買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは小幅続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは、前営業日比0.01%低い(価格は上昇)1.89%で終了した。米国株相場の上昇が相場の重しとなった半面、好調な7年債入札を受けた買いが入り相場は持ち直した。
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