★米国株式市場は下落:米長期金利上昇と原油安を嫌気
NYダウは424.56ドル安の24024.13、ナスダックは121.25ポイント安の7007.35で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行したものの、原油安が嫌気されたほか、米長期金利が2014年以来初めてとなる3%に到達したことに警戒感が広がると、下げ幅を縮小して終日大幅下落となった。一時620ドル近く下げる場面も見られた。VIX指数は16.34から18.02へ上昇した。
★NY外国為替市場:NYダウが大幅下落すると一転ドル売り
ドル/円は、米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差拡大を意識した買いが先行した。3月米新築住宅販売件数や4月米消費者信頼感指数が市場予想より強い結果となるなか、一時109.20円と2月9日以来の高値を更新した。ただ、その後は米長期金利が上昇幅を縮小したほか、NYダウが620ドル近く急落したことを受けてドル売りが優勢となった。一方で、引けにかけてはNYダウの売り一服や米長期金利が再度上昇したことなどを手掛かりに108.80円台まで下げ渋った。ユーロ/ドルは、ショートカバー主導で下値を切り上げる展開となった。対円などでドル安が進んだ流れに沿ったほか、ユーロクロスの上昇につれた面もあり、1.2245ドルまで反発した。
★NY原油先物市場は反落:米国株の大幅安を嫌気した売り優勢
NY原油先物市場は69.38ドルまで買われたが、その後は67.54ドルまで反落した。米国がイラン制裁再開を見送るとの思惑から売りが優勢となった。また、米国株の大幅下落を嫌気したポジション調整売りが活発化した。
★NY金・銀先物市場は反発:米国株安でリスク回避の金買い優勢
NY金先物市場は一時1334.50ドルまで上昇した。米長期金利の上昇やドル高を嫌気して1323.60ドルまで下落したが、米国株の大幅下落を受けて安全資産とされる金買いが強まった。
★米国債券市場は続落:良好な米経済指標を受け売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは6日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)3.00%で終了した。良好な米経済指標が相次いだことを手掛かりに売りが強まった。米10年債利回りは2014年1月以来となる3%台に乗せた。また、2年物国債入札は『低調だった』との見方が強かったものの、相場への影響は限られた。
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