★米国株式市場はまちまち:IBMが指数を押し下げる
NYダウは38.56ドル安の24748.07、ナスダックは14.14ポイント高の7295.24で取引は終了した。前日を挟んで方向感が定まらなかった。原油高を背景に石油株などは買われたものの、決算内容が嫌気されたIBMが大幅安となり、指数全体を押し下げた。VIX指数は15.25から15.60へ上昇した。
★NY外国為替市場:小幅レンジ内での方向感を欠いた動き
ドル/円は、カナダドルなどの取引が中心となり、107.20円前後でのもみ合いに終始した。日米主の追う会談への警戒感がくすぶりドル売り・円買いが優勢となったが、FRBが公表した米地区連銀経済報告書(ベージュブック)で全米の経済活動の成長持続や物価の上昇が確認されたため、追加利上げを織り込むドル買いに底堅い展開となった。ユーロ/ドルは、対オセアニア通貨などでドル安が進んだ影響から1.2397ドルまで上げたが、総じて1.2380ドル前後で方向感を欠いた。米連銀総裁らの発言が相次いだほか、ベージュブックが公表されたが、影響は限定的だった。
★NY原油先物市場は続伸:原油在庫の予想外の減少で買い優勢
米エネルギー省が発表した週間在庫統計で予想外に原油やガソリンが減少したほか、中東情勢の緊張がくすぶり供給不安が買い材料となった。
★NY金先物市場は小幅高:米露関係悪化懸念で買い優勢
NY金先物市場は一時1359.00ドルまで買われた。米国株が伸び悩んだことや、一部米露関係の悪化が懸念されており、安全逃避的な買いが入った。ただ、米国は北朝鮮とハイレベルでの直接対話を開始したことによって、北東アジアにおける地政学的リスク増大に対する警戒感は一段と低下しており、金価格の重石となった。
★米国債券市場は続落:インフレ懸念から売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.87%で終了した。メタル相場や原油相場が上昇しインフレ圧力につながるとの見方から債券売りが優勢となった。
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