★米国株式市場は下落:全般様子見ムード強く方向感を欠く展開
NYダウは29.23ドル安の26787.36、ナスダックは8.39ポイント安の8048.65で取引を終了した。米中通商合意の第1段階について『中国は合意文書に署名する前に一段の協議を望んでいる』との一部報道が伝わると、米中貿易協議の先行き不透明感からやや売りが優勢になった。ただ、前週の米中部分合意を好感した買いでプラス圏に浮上する場面もあり、相場はやや方向感に欠けた。その後は、今週から本格化する7-9月期決算発表を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小した。VIX指数は15.58から15.66へわずかに上昇した。
★NY外国為替市場:NY時間ではドルはじり高継続
ドル/円は、欧州市場では、米中通商合意の第1段階について『中国は合意文書に署名する前に一段の協議を望んでいる』との報道が伝わり、米中貿易協議の先行き不透明感からやや売りが優勢になり、一時108.03円と日通し安値を付けた。ただ、NY市場では下値の堅さが目立った。小安く始まった米国株が持ち直したタイミングで円売り・ドル買いが優勢となり一時108.46円まで値を上げた。前週の米中部分合意を好感した買いも入ったようだ。もっとも、米国株が小幅に下落したこともあって、アジア時間に付けた日通し高値108.52円は上抜けることは出来なかった。
ユーロ/ドルは、NYの取引時間帯に限れば1.10ドル台前半での狭いレンジ取引に終始した。米国がコロンブスデーの祝日で米債券市場が休場となり、市場参加者が減少した。相場材料にも乏しく、大きな方向感は出なかった。
★NY原油先物市場は反落:中国の需要鈍化懸念を嫌気した売り
NY原油先物市場は、時間外から利食い売りが先行する中で、米中通商合意の第1段階について、中国側が詳細を詰めるためにさらなる協議を希望しているとの一部報道が伝わった。これを受けて金融市場は、米中通商摩擦への警戒感を強めてリスク回避に傾いた。そのため、一時52ドル後半まで売り込まれ、前週末比3.5%超まで下落幅を広げた。NY午後にかけてはポジション調整が中心の動きとなった。また、中国の9月輸出入の指標が予想以上に悪化したため、需要鈍化懸念が再燃し、売りが優勢となった。
★NY金先物市場は反発:米中通商摩擦への警戒感から買い優勢
NY金先物市場は1487.10-1501.50ドルのレジ相場となり、3日ぶりに反発した。一部通信社が報じた『中国は米国との第1段階合意を署名する前に、更なる通商交渉を希望』を受けて通商摩擦への警戒感がぶり返し、安全資産の金に資金が向かいやすくなった。金先物は時間外から強含み、一時1500ドル台を回復する場面もあった。
★米国債券市場は休場
コロンブスデーのため休場となった。
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