★米国株式市場は上昇:米企業決算を好感した買い優勢
NYダウは213.59ドル高の24786.63、ナスダックは124.81ポイント高の7281.10で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、今後の決算発表への期待から買いが先行した。米3月住宅着工件数や建設許可件数も市場予想を上振れ、終日堅調推移となった。一時280ドルを超す上げ幅となった。VIX指数は16.56から15.25へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利の低下でドルの上値重い
ドル/円は、対欧州通貨に中心にドル買いが進んだほか、NYダウの280ドル超高を支えに107.21円まで上げた。ただ、欧州通貨のクロス円が売り込まれると伸び悩む展開となった。米長期金利の低下も重石となり106.90円まで失速した。もっとも、日通し安値106.88円の下抜けに失敗すると107円台を回復した。市場では『106.80円から本邦実需勢のドル買いが観測されている』との指摘もあった。ユーロ/ドルは、欧州時間から欧州通貨が全面安となった地合いが続き、1.2336ドルまで下げ足を速めた。ただ、前日安値1.2322ドルが目先のサポートとして意識されると、米長期金利の低下に1.2370ドル台までショートカバーが進んだ。
★NY原油先物市場は反発:米国株高や良好な経済指標を好感した買い
NY原油先物市場は一時66.75ドルまで買われた。序盤はポジション調整目的の売りが先行したものの、米国株の続伸や米3月鉱工業生産が市場予想上回ったことが買い材料となった。OPECなどの原油生産は減少していることから、足元の需給悪化に対する警戒感は一段と低下している。
★NY金先物市場は小幅安:ユーロ安と米国株高を嫌気した売り
NY金先物市場は一時1340.20ドルまで売られた。米国株高を受けて安全資産とされる金に売りが出た。また、ユーロ高が一服したことも意識された。また、トランプ大統領は『米国は北朝鮮とハイレベルでの直接対話を開始した』と述べており、北東アジアにおける地政学リスク増大に対する警戒感は一段と低下するとの見方が浮上している。
★米国債券市場は下落:米国株高で債券需要後退
米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.83%で終了した。一時債券買いが進む場面もあったが、米国株が底堅く推移するなかで上値は限定的となった。また、エバンス米シカゴ連銀総裁が『2%インフレの達成に楽観的』などと語ったことも重石となった面がある。
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