FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場:ハイテク株や自動車株に買い戻しの動き

NYダウは389.17ドル高の24033.36、ナスダックは71.16ポイント高の6941.28で取引を終了した。米中貿易摩擦への警戒感が広がる中、寄付き後はもみ合う展開となった。『米ホワイトハウスはアマゾンに対する措置について議論しない』との報道が伝わると、アマゾン株が買い戻されたほか、前日に売り込まれたハイテク株に買い戻しの動きが広がった。また、新車販売台数が好調となり、引けにかけて上げ幅を拡大し、一時400ドル超上昇した。VIX指数は19.97から21.10へ上昇した。

 

NY外国為替市場:株高と米長期金利上昇でドルの買い戻し

ドル/円は、米長期金利の上昇や株高を背景に欧州時間からのドル買いの流れが継続し、前日高値106.45円を上抜けした。『米ホワイトハウスはアマゾンに対する措置について議論していない』との一部報道を受けてNYダウが400ドル超高まで上げ幅を広げたため、その後も底堅く推移し、一時106.66円まで上値を伸ばした。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けて全般ドル高が進むと一時1.2254ドルまで値を下げた。その後は安値圏でのもみ合いが継続した。

 

NY原油先物市場は反発:米国株の上昇を好感した買い

NY原油先物市場は一時63.86ドルまで買われた。米中貿易摩擦に対する警戒感は残っているが、米国株の反発を期待した買いが入ったことが買い材料となった。短期筋などの買いがやや活発化した。ただし、63ドル台後半では原油在庫はやや増加するとの見方や米ドル高を受けて利食い売りが観測された。

 

NY金先物市場は反落:米国高と米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は一時1332.70ドルまで売られた。米国株の反発やドルが主要通貨に対して強い含んだほか、米長期金利の上昇などを意識してリスク回避の金買いが後退した。

 

米国債券市場は反落:米国株の大幅高を嫌気した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.77%で終了した。米国株式市場で大幅反発したことを背景に安全資産とされる債券需要が後退し売りが広がった。

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