★米国株式市場はまちまち:自立反発狙いの買いが優勢
NYダウは164.70ドル高の24962.48、ナスダックは8.14ポイント安の7210.09で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、前日までの下落に対する自立反発狙いの買いが入り、NYダウは一時360ドル近く上昇した。米1月景気先行指数が予想を上振れたほか、原油価格の上昇が好感され、上げh場を拡大したものの、米長期金利の下落で金融株が全般売られたため、一巡後は上値が重くなった。VIX指数は20.02から18.72へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下でドルが総じて弱い展開
ドル/円は、米長期金利が低下したことで全般ドル安が進んだ影響からじりじりと値を下げる展開となった。NYダウが一時360ドル近く上昇した場面では下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。米7年債入札の結果が低調となったものの、米長期金利は節目とされる3%手前で伸び悩んだため、ドルの利食いが優勢となった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景にドル安が進んだ流れに沿った。一時1.2352ドルまで値を上げ、その後も高値圏で底堅く推移した。なお、ECB理事会議事要旨では『フォワードガイダンスの調整はまだ早いとの見解で一致』『一部の当局者はQEの緩和バイアスをなくすよう望んだ』などの見解を示された。
★NY原油先物市場は反発:原油在庫減少とドル安を好感
NY原油先物市場は、通常取引の時間帯で63.09ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が公表した石油在庫統計で原油在庫は増加予想に反して減少したことや、ガソリン在庫の増加幅が市場予想を下回ったことが原油価格の買い材料となった。また、ドルが主要通貨に対して弱含んだことや、米国株の反発もプラス材料となった。
★NY金は上昇・銀先物市場は反落:ドル安・米長期金利の上げ渋りを好感
NY金先物市場は、通常取引の時間帯では1325.10ドルまで下げた後に1334.10ドルまで戻した。米利上げ継続の可能性が高いことから、金価格の上値は重くなったが、ドルが主要通貨に対するドル高が一服したことや、米長期金利の上げ渋りを受けて安全資産としての金買いが入った。NYダウが反発したものの、特に意識はされなかった。
★米国債券市場は反発:持ち高調整の買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.92%で終了した。前日に約4年1ヶ月ぶりの水準まで下落したこともあり、持ち高調整の買戻しが入った。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |