★米国株式市場は下落:ゴールドマン・サックスの決算受け利益確定売り
NYダウは27.53ドル安の26384.77、ナスダックは8.15ポイント安の7976.01で取引を終了した。寄り付き前に発表されたゴールドマン・サックスの1-3月期決算で1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ると同社株は3.76%ほど下落した。1銘柄でNYダウを50ドル程度押し下げた。同業のJPモルガン・チェースやトラベラーズなども軟調だった。市場では『NYダウはほぼ半年ぶりの高値圏にあり利益確定目的の売りが出やすかった』との指摘があった。VIX指数は 12.01から12.32へ上昇した。
★NY外国為替市場:全般様子見ムード広がり小幅な展開に終始
ドル/円は、予想を上回る4月米NY連銀製造業景気指数を受けて一時112.08円付近まで買われ、東京時間に付けた日通し高値112.10円に迫ったものの、そのあとはやや上値が重くなった。小高く始まった米国株相場が下げに転じたほか、米長期金利が低下したため円買い・ドル売りが小幅ながら入った。今日からワシントンで開催される日米物品貿易協定(TAG)交渉を控えて大きな方向感は出なかった。日米両政府は日本時間16日未明、ワシントンでTAG交渉の初会合を開催した。まずはどの項目まで交渉に入るかの範囲を詰める。交渉では米国が自動車での日本の輸出数量規制や、通貨切り下げを自制する為替条項を要求してくるかどうかも焦点となる。
ユーロ/ドルは、良好な米経済指標を受けて一時1.1298ドル付近まで下げたものの、週明け早朝取引で付けた日通し安値1.1295ドルの下抜けに失敗すると買い戻しが入り下げ渋った。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入った。市場では『英議会も休会中のためブレグジット絡みの報道も少なく、欧州通貨は全体的に小動きになった』との声が聞かれた。
★NY原油先物市場は反落:増産観測を嫌気した売り優勢
NY原油先物市場は63.03-63.84ドルのレンジ相場だった。石油輸出国機構(OPEC)の増産観測などが浮上していることもあり、NY原油先物は終始軟調に推移した。また週末に『ロシアも増産を決定する可能性』とタス通信が報じたことも、原油先物の上値を抑えた。また、17日発表の中国関連の経済指標を確認したいとの理由でポジション調整的な売りも入ったようだ。
★NY金先物市場は反落:米国株の下落で買い戻しも
NY金先物市場は1285.30-1295.20ドルのレンジ相場だった。米株式の主要3指数が続伸してはじまったことで、リスクオフになり金先物価格は一時1286.3ドルまで弱含んだ。しかし株式市場がマイナス圏に入ると、徐々に下げ幅を縮め小幅安で引けた。市場では1290ドル割れでストップロスの売りが入ったとの指摘もあった。
★米国債券市場は反発:米国株下落でリスク回避の買い
米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.55%で終了した。良好な米経済指標を受けて売りが先行したものの、米国株が失速すると買い戻しが入り持ち直した。
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