★米国株式市場は下落:利益確定優勢となり下落基調
NYダウは206.67ドル安の25819.65、ナスダックは17.79ポイント安の7577.57で取引を終了した。米中間の貿易協議が合意に近づいているとの期待が高まり一時120ドル超上げた。しかしながら、中国側からの声明に乏しく今後の動向を見極めたいとの思惑から、買い一巡後は売りが優勢になった。12月米建設支出が予想を下回ったことが相場の重しとなったほか、利益確定目的の売りが優勢となり一時410ドル超下げた。年初来の早い株価上昇ペースの警戒感も広がった。VIX指数は13.57から14.68へ上昇した。
★NY外国為替市場:欧州勢はユーロ売りで参入
ドル/円は、欧州株相場の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いが先行した。米国株が高く始まったことも相場の支援材料となり、一時111.98円付近まで値を上げた。ただ、東京時間につけた日通し高値112.01円や前週末の高値112.08円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。12月米建設支出が前月比0.6%減と予想の0.2%増に反して減少したことも相場の重しとなった。一時は120ドル超上昇したダウ平均が失速し、410ドル超下落したことも円買い・ドル売りを促し一時111.64円と日通し安値を付けた。
ユーロ/ドルは、週明けの欧州勢がユーロ売りで参入したほか、ユーロ円の下落につれた売りが出て一時1.1309ドルと日通し安値を付けた。ただ、ドル/円の下落に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると1.1343ドル付近まで下げ渋った。米長期金利の低下に伴う買い戻しも入った。
★NY原油先物市場は反発:原油需要の追い風期待から買い優勢
NY原油先物市場は55.81ドルから57.00ドルのレンジとなった。先週末は弱い米経済指標やポジション調整で大幅に下落したが、反発して引けた。先週末に報道されたOPECの2月産油量が約4年ぶり低水準となることなどが下支えした。また『米中は通商合意の決着に近づいている』とのWSJ紙の報道が、原油需要に追い風となることを期待した買いなどが見受けられた。
★NY金先物市場は続落:ドル高を嫌気した売り優勢
NY金先物市場は一時1283.80ドルまで売られた。ユーロを中心にドルが強含んだこともあり、ドルで取引される金先物価格は嫌気し金先物価格はじり安となった。また『米中は通商合意の決着に近づいている』とのWSJ紙の報道で市場がリスクオンになったことも、安全資産とされる金の売り材料になった。
★米国債券市場は反発:米国株の下落でリスク回避の買い
米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.72%で終了した。高く始まった米国株が失速し、軟調に推移すると安全資産とされる米国債に買いが入った。
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