★米国株式市場は下落:半導体急落につれて全般売り優勢
NYダウは344.89ドル安の23857.71、ナスダックは211.74ポイント安の7008.81で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り上値の重い動きとなった。午後に入って米アリゾナ州が配車サービスのウーバーに対して州内道路での自動運転車運用の無期限停止を命令したことをきっかけに、半導体関連株が急落した。また、フェイスブック株の続落を受けてハイテク株全般が売られると一転して急速に下げる展開となった。さらに米長期金利の低下で利ざやが悪化するとの見方から金融株も売りが優勢となり、一時500ドル近く下落した。VIX指数は21.08から22.50へ上昇した。
★NY外国為替市場:米国株の急落と米長期金利低下でドル売り
ドル/円は、貿易戦争への懸念が緩和したほか、米国の住宅価格指数が予想を上回ったため、一旦ドル買いが優勢となった。しかし、その後発表されたリッチモンド連銀製造業指数や消費者信頼感指数が予想を下回った。さらに後場にかけ株式市場が大きく下落に転じたほか、米政府が中国の対米投資を制限する方針を示したため、リスク回避の円買いや米長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。ユーロ/ドルは、欧州時間からの売りの流れが続き一時1.2373ドルまで下げたが、一巡後は米長期金利の低下を支えに1.2400ドル台まで下げ渋った。
★NY原油先物市場は続落:原油在庫増加の思惑を嫌気
NY原油先物市場は一時64.53ドルまで売られた。原油在庫増加の思惑が広がったことが売り材料となった。供給不安は緩和されているものの、需要増につながる材料が少なかったことから、利食い売りがやや目立った。ただし、主要産油国による減産体制は2019年以降も維持されるとの思惑は残されており、押し目買いの興味は失われていない。
★NY金・銀先物市場は反落:米中貿易摩擦懸念の後退で売り優勢
NY金先物市場は一時1345.40ドルまで売られた。米中貿易摩擦の激化に対する投資家の警戒感は低下したことが売り材料となった。ただし、米国株が引けにかけて大きく下げたことから、買戻しの動きも入った。
★米国債券市場は反発:米国株安でリスク回避の債券買い
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年債国債利回りは前日比0.08%低い(価格は上昇)2.77%で終了した。米国株の大幅下落を背景にリスク回避の債券需要が高まった。米5年債入札が警戒していたほど悪い結果ではなったとの見方も買いを誘った。
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