★米国株式市場は上昇:米中貿易摩擦の解決への期待から買い優勢
NYダウは173.58ドル高の25635.28、ナスダックは47.11ポイント高の7375.96で取引を終了した。中国好感がトランプ政権との協議継続を表明し、米中貿易摩擦の解決に向けた期待感から買いが先行した。また、ハイテク株を中心に値ごろ感から買い戻しが入った。ただ、6日投開票の米中間選挙の結果を見極めたいとして、積極的な取引が手控えられた面もあった。VIX指数は19.96から19.91へ低下した。
★NY外国為替市場:米国株高・米長期金利上昇でドル底堅い展開
ドル/円は、NYダウ先物や日経先物が下落したことで、欧州時間に一時113.10円と日通し安値を付けた。しかし、前日の安値113.08円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢になった。NYダウが190ドル超上昇したほか、米長期金利が上昇に転じたことが相場の支援材料となり、一時113.50円まで値を上げた。市場では『米中間選挙の投票が進むなか、ポジション調整中心の動きとなった』との声も聞かれた。ユーロ/ドルは、ロンドン市場では一時1.1392ドルまで売られたものの、下値は堅かった。ポンド/ドルの持ち直しにつれて一時1.1438ドルの日通し高値を付けた。もっとも、米長期金利が上昇し、米国株が上昇すると上げ幅を縮めている。一日を通して見ると、米中間選挙の結果を見極めたいとして大きな方向感は出なかった。
★NY原油先物市場は続落:供給過剰懸念が重石となり売り継続
NY原油先物市場は一時61.31ドルまで下落した。金融相場全体が米中間選挙の結果待ちムードのなか、原油相場も序盤は小動きにとどまっていたが、引き続き供給過剰懸念が重しとなり、売りが継続した。トランプ米政権はイラン産原油禁輸などの制裁を再発動したが、同国産原油の主要輸出国を含む8カ国に対して一時的な適用除外措置を取ったため、イラン産原油の供給混乱に対する懸念は後退している。サウジアラビアやロシア、米国の増産見通しと、米中貿易摩擦に伴う原油需要の減産懸念が原油相場の上値を圧迫している。
★NY金先物市場は続落:米国株高を意識した売り
NY金先物市場は一時1224.90ドルまで売られた。米中間選挙で共和党の両院支配の可能性は残されおり、米国株は強い動きを見せたことから、安全資産としての金買いが後退した。
★米国債券市場は反落:米中間選挙控え持ち高調整売り
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)3.22%で終了した。6日投開票の米中間選挙の結果を控えて持ち高調整目的の売りが優勢となった。また、米10年物国債入札については『無難』と受け止められた。
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