★米国株式市場はまちまち:高値警戒感や利益確定売りが重しに
NYダウは96.36ドル安の37905.45ドル、ナスダックは65.66ポイント高の15425.94ポイントで取引を終了した。寄り付きはまちまちだった。冴えない決算を発表した3Mが大幅安となりNYダウを押し下げた。好決算を発表した銘柄が支えるも、高値への警戒感や利益確定の売りも重石となり、NYダウは終日軟調に推移した。ナスダックは長期金利の上昇に伴い下落する場面もあったが、小幅に続伸した。VIX指数は13.19から12.55へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇からドル買い優勢に
ドル/円は、植田日銀総裁の発言をきっかけに一時146.99円まで急落した反動で買い戻しが先行した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.15%台まで上昇すると全般ドル買いが活発化し、東京時間の高値148.55円を上抜けて一時148.70円まで上値を伸ばした。ただ、19日の高値148.80円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けて全般ドル買いが優勢になると、一時1.0822ドルと昨年12月13日以来の安値を更新した。1月ユーロ圏消費者信頼感速報値が▲16.1と予想の▲14.3を下回ったことも相場の重しとなった。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.82と昨年12月13日以来の高値を付けた。
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインはこの日も軟調に推移した。市場では「米国で現物を運用対象とする上場投資信託(ETF)が承認されたことを受けて、承認を先取りして買い進めていた投資家の売りが続いている」との声が聞かれた。対ドルでは一時3万8509ドル前後、対円では571万円台と昨年12月1日以来の安値を更新した。
★NY原油先物市場は反落:供給不安を警戒した買いは一巡
NY原油先物市場は72.56ドル‐75.46ドルのレンジ相場となった。一部産油国での供給増加の動きが原油相場の上値を重くした模様。もっとも、地政学的リスクがくすぶる中で下げ渋る動きを見せた。米国市場の序盤に72.56ドルまで売られた後、一時75.46ドルまで買われたが、供給不安を懸念した買いが一巡したことで一時74ドルを下回った。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドル台で推移した。
★NY金先物市場は反発:手掛かり材料に乏しい展開
NY金先物市場は2020.80‐2039.30ドルのレンジ相場となった。手掛かり材料に乏しい中、積極的な売買が見送られた。週後半に予定されている10-12月期米GDPなど重要イベントを控えていることも、様子見を後押しした模様である。アジア市場で2020.80ドルまで売られた後、一時2039.30ドルまで反発。その後は伸び悩み、米国市場の前半にかけて2022.60ドルまで下落。ただ、その後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引で2032.00ドルまで戻した。
★米国債券市場はまちまち:ポジション調整の売買で方向感を欠く展開
米国債券市場で中期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)4.36%で終了した。また、長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い4.12%で終了した。25日の10-12月期米国内総生産(GDP)速報値や26日の12月米PCEデフレーターなど、重要指標の発表を前にポジション調整目的の売りが出た。
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