★米国株式市場は3日続伸:ハイテク企業の業績期待から買い優勢に
NYダウは138.01ドル高の38001.81ドル、ナスダックは49.32ポイント高の15360.29ポイントで取引を終了した。寄り付きは上昇した。先週の流れを継いで業績期待からハイテク株が買われた。長期金利の上昇が一服したことも追い風に主要株式指数は終日プラス圏で推移した。ダウは初の3万8000ドル台を付け、連日で過去最高値を更新した。VIX指数は13.30から13.19へ小幅に低下した。
★NY外国為替市場:新規材料乏しく大きな方向感は出ず
ドル/円は、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.07%台まで低下したことを受けて円買い・ドル売りが先行し、一時147.62円と日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが進み、148.14円付近まで下げ渋った。米10年債利回りが4.10%台まで低下幅を縮めたことなども相場を下支えした。なお、市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に持ち高を傾けにくく、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
ユーロ/ドルは、新規材料に乏しかったうえ、25日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて様子見ムードが強まると、1.08ドル台後半での狭いレンジ取引に終始した。NY時間の安値は1.0880ドル、高値は1.0900ドルで値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
★NY原油先物市場は反発:地政学リスクから供給不安が高まり買い優勢に
NY原油先物市場は72.56ドルー75.46ドルのレンジ相場となった。米国がフーシ派への攻撃を続けていることなどを背景に地政学的リスクが高まり、エネルギー供給が不安視されて買いが入ったが、中国や欧米の景気不安もあり、一本調子にはならなかった。ロンドン市場で72.56ドルまで売られたが、供給不安を懸念した買いが強まり、米国市場の後半にかけて75.46ドルまで一段高となった。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドル台で推移した。
★NY金先物市場は反落:米国の早期利下げ観測後退で売り優勢に
NY金先物市場は2017.40‐2034.10ドルのレンジ相場となった。世界的な株高を背景としてリスクをとることに積極的な環境となったほか、米国の早期利下げ観測が後退していることが、相場の重しとなった模様である。アジア市場で2034.10ドルまで買われたが、米長期金利の動向を警戒した売りも観測されており、米国市場の前半にかけて2017.40ドルまで下落した。その後は売買交錯となり、通常取引終了後の時間外取引では主に2022ドルを挟んだ水準で推移した。
★米国債券市場はまちまち:新規材料乏しく持ち高調整売買の展開
米国債券市場で中期ゾーンは前日と変わらずだった。米2年債利回りは前営業日比変わらず4.37%で終了した。また、米長期金利ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)4.10%で終了した。新規材料に乏しい中、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。
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