★米国株式市場は上昇:米第3四半期決算を好感した買いがけん引
NYダウは547.87ドル高の25798.42、ナスダックは214.75ポイント高の7645.49で取引終了した。7-9月期決算を好感した買いでゴールドマン・サックスやジョンソン・エンド・ジョンソン、ユナイテッドヘルスが上昇し、NYダウをけん引した。VIX指数が17台まで低下したほか、米長期金利の上昇が一服し、投資家心理がやや改善したことも相場上昇の追い風となった。VIX指数は21.30から17.62へ低下した。
★NY外国為替市場:過度なリスク回避後退でドル買い戻し
ドル/円は、米9月鉱工業生産指数が前月比0.3%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を上回ったほか、10月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数が68となり、市場予想の67を上回ったため円売り・ドル買いが先行した。NYダウが一時560ドル超上昇し、日経先物が460円上げると円売り・ドル買いがじわりと強まり、一時112.34円まで値を上げた。市場では『VIX(恐怖指数)が17台まで低下するなど、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らいだ』との指摘があった。トランプ米大統領はFOXビジネスニュースとのインタビューで『FRBは私にとって最大の脅威』『FRBの利上げは速すぎる。うれしくない』などと述べたが、相場の反応は限られた。 ユーロ/ドルは、ポンド/ドルの上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行した。アジア時間の高値1.1599ドルや前日の高値1.1606ドルを上抜けるとストップロスを断続的に巻き込んで、一時1.1621ドルまで上値を伸ばした。ただ、市場では『目先のストップロスを付けただけの動き』との声が聞かれすぐに失速した。好調な米経済指標や米株高を好感してドル買いが進んだ面もあった
★NY原油先物市場は続伸:欧米株高を好感した買い優勢
NY原油先物市場は一時72.29ドルまで買われた。欧米株高を好感して短期筋などからの買いが入った。トランプ米政権が対イラン制裁を11月にも再発動する方針が原油相場の下支えとなった。ただ、米国内の供給過剰や原油在庫増の懸念が原油価格の上値を圧迫し、値動きは限定的となった。
★NY金先物市場は小幅続伸:リスク回避の買いが縮小
NY金先物市場は一時1235.90ドルまで買われた後に1226.30ドルまで売られた。米国株高やユーロの伸び悩みを意識してリスク回避の金買いは縮小した。ただ、米中貿易摩擦の長期化に対する警戒感は消えていないため、投機的な売りは拡大しなかった。
★米国債券市場は小反落:リスク回避後退で売り優勢
米国債券市場の長期ゾーンは小反落(利回りは下落)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)3.16%で終了した。良好な米経済指標や米株高を受けて売りが優勢となった。ただ、翌日のFOMC議事要旨(9月25-26日分)公表を前に一本調子で売りが進む展開にはならなかった。
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