★米国株式市場は下落:割高感や米中貿易摩擦の激化懸念から売り優勢
NYダウは831.83ドル安の25598.74、ナスダックは315.97ポイント安の7422.05で取引を終了した。米長期金利の上昇を受けてハイテク株が割高感から売られたほか、米中貿易摩擦の激化懸念から中国関連とされる銘柄に売りが集まった。市場では『VIXの上昇を受けて、リスク回避の売りが加速した。』との指摘があった。VIX指数は15.95から22.96へ急上昇した。
★NY外国為替市場:米国株の大幅下落を受けリスク回避の円買い
ドル/円は、高止まりする米長期金利や米中貿易摩擦の激化懸念から、ダウ平均が830ドル超下落したほか、日経先物が790円下げた。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。前日の安値112.87円を下抜けると断続的にストップロスを巻き込んで、取引終了間際に一時112.26円と9月24日以来の安値を付けた。 ユーロ/ドルは、トリア伊経済・財務相が『市場の信任回復に向けてあらゆる手段を講じる』と強調すると、伊株式・債券相場が反発しユーロの買い戻しにつながった。ユーロクロスが上昇した影響も受けて一時1.1545ドルまで上値を伸ばした。米長期金利が終盤低下に転じたことも相場の支えになった。
★NY原油先物市場は反落:米国株安や米原油生産増加予想を嫌気
NY原油先物市場は一時72.38ドルまで売られた。ハリケーン接近を警戒した買いが観測されたが、米エネルギー情報局(EIA)が米国内の原油生産増加の見通しを発表したことから需給ひっ迫の思惑は後退した。また、国債通貨基金(IMF)の世界成長見通し引き下げや、米国株の大幅安を受けた景況の先行き不透明感から、需要減少が懸念された。
★NY金先物市場は続伸:ドル安、米国株安、米長期金利低下が買い材料
NY金先物市場は一時1198.60ドルまで買われた。米中貿易問題の先行き不透明感などから米国株が大幅安となったことで、リスク回避の高まりから安全資産とされる金が買われた。米長期金利の上昇が頭打ちとなり、ドルが軟化したことも、金の支援材料となった。
★米国債券市場は続伸:米国株大幅安でリスク回避の買い優勢に
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)3.16%で終了した。物価上昇への警戒や米10年債入札の不調を受けて売りが先行したものの、米国株の急落を受けて買い戻しが優勢となり上げ(利回りは低下)に転じた。
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