★聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で休場
米国株式市場、NY原油先物、NY金先物市場は休場
★NY外国為替市場:米雇用統計の結果受け5月の利上げを意識したドル買い
ドル/円は、米労働省が発表した3月米雇用統計では非農業部門雇用者数が23.6万人増とほぼ予想通りの結果となった一方、失業率が3.5%と予想の3.6%より強い内容となった。平均時給は前月比0.3%/前年比4.2%と概ね予想の範囲内だった。今週は前日までに発表された労働関連の指標が相次いで予想を下回り、米経済の下振れへの警戒が高まっていたため、雇用統計を受けて米景気に対する過度な懸念が緩和した。市場では『米雇用者数が堅調なペースで増加し、失業率は再び過去最低付近に低下した。米連邦準備理事会(FRB)としては次回会合で利上げする道が開かれた格好だ』との声も聞かれ、米金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。一目均衡表転換線が位置する132.09円や雲下限132.16円を上抜けて一時132.38円まで値を上げた。米10年債利回りは3.4093%前後まで上昇した。ただ、本日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で米株式・商品市場が休場、債券市場は短縮取引となり、市場参加者がほぼ不在となったことから、買い一巡後は132円台前半で値動きが鈍った。
ユーロ/ドルは、米雇用統計の結果を受けてFRBが5月に追加利上げを行うとの見方が高まるとドル買いが先行し、一時1.0877ドルと日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続を意識したユーロ買いなどが入ったため、1.09ドル台前半まで下げ渋った。なお、ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁はインタビューで『利上げはまだ終わっていない』『5月の利上げ幅が0.25%か0.50%かはまだ決めていない』と述べ、利上げを継続する必要があるとの考えを示した。
★米国債券市場は続落:米景気懸念が和らぎ売りが優勢に
米国債券市場で中長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.14%高い(価格は下落)で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.10%高い3.40%で終了した。3月米雇用統計で非農業部門雇用者数はほぼ予想通りの結果となった一方、失業率は予想より強い内容となった。米景気懸念が和らぎ、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。米連邦準備理事会(FRB)が5月に追加利上げを行うとの見方が高まったことも債券売りを促した。なお、この日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で短縮取引だった。
★ロシア・ルーブルは対ドルで昨年4月以来の安値
ロシア・ルーブルは対ドルで一時82.76ルーブル台まで売られ、昨年4月以来1年ぶりの安値を更新した。市場では「欧米企業の撤退などで資本流出が起きるのではないかとの見方が背景にある」との指摘があった。
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