FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国市場は感謝祭で休場

米国株式市場、NY原油先物、NY金先物、米債券市場は休場

 

NY外国為替市場:米国市場休場で閑散相場

ドル/円は、米国市場が感謝祭の祝日で休場となり流動性が乏しい中、一時115.20円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが進み115.39円付近まで持ち直した。ただ、そのあとはNY勢不在となる中、ポジション調整の動きが中心となったため狭いレンジ取引に終始した。

 

ユーロ・ドルは、NY序盤に一時1.1230ドルと日通し高値を付けたものの、米感謝祭で市場参加者が少ない中、買い戻しの勢いは長続きしなかった。新型コロナウイルスの感染再拡大による行動制限の強化で、ユーロ圏の経済回復が鈍化することへの警戒感から、一時1.1206ドル付近まで下押しした。 

 

ドイツで新型コロナ死者が10万人突破

ドイツの新型コロナウイルス感染による死者が25日、10万人を突破した。新規感染者は急増しており、次期政権の難題になりそうだ。ロベルト・コッホ研究所のデータによると、パンデミック(世界的大流行)発生以来の累計死者数は10万0119人となり、この日発表された新規感染者数も過去最高の7万5961人を記録した。

 

トルコではリラ急落で反政権デモ

トルコの最大都市イスタンブールで24日夜、最近のエルドアン政権下での通貨リラ急落を受けた抗議デモがあった。警官隊が鎮圧に乗り出し、トルコのメディアによると、参加者少なくとも70人が身柄を拘束された。近年大統領の強権化が指摘されるトルコで、公然と退陣を求めるデモが拡大するのは異例である。デモは首都アンカラなど他の都市でも行われ、各地で繰り広げられるのは、リラが対ドルで15%急落した23日以降、2日連続となる。トルコでは年間のインフレ率が公式統計で約20%に達し、食料品や家賃の価格が大幅に上昇。政権に対する市民の不満が高まっている。エルドアン大統領は22日、インフレの原因は金融政策でなく『トルコを(国際経済システムの)均衡から排除しようとする者が仕掛けたゲーム』にあると主張した。外国の勢力による関与をほのめかすことで、市民の不満をかわそうとしている。

 

ウクライナ国境地帯で米・露軍の増強や侵攻警戒

米国がウクライナ国境地帯で部隊を増強するロシア軍に警戒を強めている。軍事侵攻に踏み切る恐れがあるとみて、ウクライナへの軍事支援も強化した。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島制圧の記憶は新しく、緊張が高まっている。バイデン大統領は24日『ウクライナの主権と領土保全への揺るぎない支援』を改めて約束した。
ウクライナ軍情報機関トップのブダノフ氏は米ミリタリー・タイムズに対し、ロシア軍が国境地帯に9万2千人以上を集めており、来年1~2月までに侵攻する恐れがあると述べた。ロシアは『虚偽だ』と否定するが、疑心暗鬼が広がる。

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