★米国市場はレーバーデーで休場
★NY外国為替市場:米国市場休場で動意を欠いた展開
ドル/円は、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。米国とカナダ市場がレーバーデーで休場だったため、市場参加者が激減し商いは低調だった。NY時間の安値は109.80円、高値は109.89円で値幅は9銭程度と非常に小さかった。なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比450円高の3万0200円まで上昇し、4月6日以来約5カ月ぶりの高値を付ける場面があった。
ユーロ/ドルは、一時1.1858ドル付近まで下げる場面もあった。しかし、欧州時間に付けた日通し安値1.1856ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢になり、1.1872ドル付近まで持ち直した。前週末に8月米雇用統計を消化し、本日は米国市場が休場となったため、積極的な取引は手控えられた。NY時間の値幅は0.0016ドル程度と小さい。
スイスフランはNY序盤に売りが強まる場面があった。対ユーロでは一時1.0880スイスフラン、対ドルでは0.9169スイスフラン、対円では119.82円まで値を下げた。先月26日や30日にはスイス中銀(SNB)によるスイスフラン売り介入の噂が流れており、市場ではSNBによる為替介入への警戒感がくすぶっている。
★中国の8月貿易収支が公表:予想は547億ドルの黒字(米ドルベース)時間未定
7月の貿易黒字額(ドルベース)は、565.9億ドルだった。輸出は前年比+19.3%、輸入額は同比28.1%。輸出は伸び悩んでいるが、鉱物資源の輸入減少などで輸入額の伸びは鈍化しており、貿易黒字額は増加している。8月については輸出額の伸びは鈍化傾向にあることから、貿易黒字額は7月実績を下回る可能性がある。
★ベイデン大統領の不支持の増加が顕著:エマーソン大学調べ
米マサチューセッツ州ボストンにあるエマーソン大学が、全国1200人の登録有権者を対象に8月30日から9月1日の間で実施した世論調査によれば、バイデン大統領の仕事ぶりを支持する割合は46%と不支持の47%を下回った。2月に同大学が行った調査では、支持49%/不支持39%であり、不支持の増加が顕著である。やはりアフガニスタン撤退時の対応のまずさが影響している可能性がある。 ただ、2024年の大統領選について、民主党有権者に限れば、バイデン氏を大統領候補に再び指名したいと答えた人は60%だった。
バイデン氏が大統領に就任し8カ月になろうとしている。早くも大統領にとってアゲインストの風が強まる中で、国民の心を掴み直すためにどのような政策を打ち出してくるのかが注目される。
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