★米国株式市場はまちまち:米長期金利低下でハイテク株上昇
NYダウは210.22ドル安の33823.45ドル、ナスダックは121.67ポイント高の14161.35ポイントで取引を終了した。週次失業保険申請件数が予想外に前週から増加したほか、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を下回ったため寄り付き後、下落した。NYダウは終日軟調に推移した。引けにかけてはハイテク株の上昇が下支えとなり、下げ幅を縮小した。長期金利が低下し、タカ派色を強めた6月連邦公開市場委員会(FOMC)前の水準に戻したことからハイテク株に買いが広がりナスダック総合指数は上昇した。VIX指数は18.15から17.75へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利低下で円買い優勢
ドル/円は、NY勢参入後は売りが先行した。全般に円買いの動きが目立ったほか、米10年債利回りが1.47%台まで急低下したことも重石となり、一時110.12円まで本日安値を更新した。もっとも、その後は米長期金利の低下が一服したことに伴って、次第に下値も堅くなった。
ユーロ/ドルは、欧州時間から強まったユーロ売りの流れを引き継いだ。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けたドル買いの地合いが依然として続いていることもあり、一時は1.1892ドルと4月13日以来の安値水準まで下押し。売り一巡後も戻りは鈍かった。
★NY原油先物市場は3営業日ぶりに反落:原油需要増大の思惑後退
NY原油先物市場は69.77ドルー72.30ドルのレンジ相場となった。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドルが全面高となったことで、ドル建てで取引される原油先物は割高感から一時70ドルを割り込むなど大幅に下落した。しかしながら、引け前からは徐々に買い戻しも入ったことで、下げ幅を取り戻して引けた。ニューヨーク市場の序盤にかけて72.30ドルまで戻したが、ドル高を意識して一時69.77ドルまで反落した。原油需要増大の思惑は後退し、利食い売りが活発となった。
★NY金先物市場は大幅下落:ドル高を嫌気した売り優勢
NY金先物市場は1767.00-1826.40ドルのレンジ相場となった。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で早期の利上げ観測が浮上したことで、金先物は4月末以来の水準まで大幅に反落して引けた。また、本日は米金利が低下したとはいえ、ドル買いの流れが継続したこともあり、ドルで取引される金先物は割高感もあり上値が抑えられた。アジア市場で1826.40ドルまで買われたが、米国の利上げ時期は早まる可能性があること、ユーロ売り・米ドル買いの継続を意識して、ニューヨーク市場の中盤にかけて1767.90ドルまで下落した。米長期金利の低下を意識して1782.60ドルまで戻したが、戻り売りの興味は残されている。
★米国債券市場は反発:持ち高調整目的の買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)1.50%で終了した。前日に米国債券相場が急落した反動から持ち高調整目的の買い戻しが入った。
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