★米国株式市場はまちまち:米長期金利上昇で金融株がけん引
NYダウは13.83ドル安の25044.29、ナスダックは21.67ポイント高の7841.87で取引を終了した。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、米中や米欧の貿易摩擦に対する懸念から70ドル超安まで売りが先行した。ただ、米長期金利の上昇を背景に金融株が買われプラス圏に浮上した。その後は前営業日終値を意識したもみ合いが続いた。VIX指数は12.86から12.62へ低下した。
★NY外国為替市場:長期的なドル高政策を再確認しドル買い再開
ドル/円は、ムニューシン米財務長官が週末、米国の長期的なドル高政策を再確認したほか、トランプ大統領と同様、FRBの独立性を尊重し、パウエルFRB議長の金利判断を支持すると表明したため、ドル売りが後退した。さらに、米6月シカゴ連銀全米活動指数が市場予想を上回ったほか、今週発表予定の米4-6月GDPの強い期待した米長期金利の上昇を受けたドル買いも再開した。ユーロ/ドルは、欧州時間に1.1687ドルまで下げ足を速めた反動から1.1728ドルまでショートカバーが進んだが、米長期金利が上昇幅を拡大すると売りが再開した。一時1.1684ドルまで下落し、その後の戻りも限定的だった。
★NY原油先物市場は反落:ドル安一服と米長期金利上昇を嫌気
NY原油先物市場は一時67.60ドルまで売られた。ドル安が一服したことや需給関係のひっ迫に対する警戒感がやや低下したことが売り材料となった、また、米長期金利の上昇も多少嫌気された。限月交代の影響もあって利益確定目的の売りが出た。
★NY金先物市場は下落:ドル安一服で売り優勢
NY金先物市場は一時1222.20ドルまで下落した。ドル安が一服したことや米長期金利の上昇が意識された。地政学リスクによる警戒感は残っているものの、米財務長官が長期的なドル高政策を再確認したことを受けて安全資産としての金需要が後退した。
★米国債券市場は続落:日本の債券売りにつれて米国債にも売り
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.06%高い(価格は下落)2.95%で終了した。『日銀が金融緩和策の修正を検討する』との観測記事を受けて日本の長期金利が上昇したことにつれて米国債にも売りが入った。
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