★8月15日以降の金標準先物の69分足では、雲の下限がサポートとして意識され反転した後は戻り基調が強まり雲上限を上抜けする展開になっている。ただ、もみ合いのレンジ相場からの上限は上抜け出来ていないことから、基本的にはレンジ相場が継続している。先行きは雲の上限がやや低下気味となることから、やや下押しバイアスが強まる可能性がある。先行き雲のネジレがあることから、レンジ上下放れの動きになりやすいので注意が必要となる。各SMAが抵抗体になりやすいことも注視しておく必要がある。
NY金先物市場は1768.80-1786.30ドルのレンジ相場となった。米金利が低下している局面では底堅い動きを見せる場面もあった。しかし、引けにかけて欧州通貨や円に対してドル買いが強まると、ドルで取引される金先物は割高感から軟調な動きになり、小幅に続落して引けた。ロンドン市場で1786.30ドルまで買われたが、主要通貨に対するドル高が進行したことを嫌って、ニューヨーク市場の後半にかけて1768.80ドルまで売られた。通常取引終了後の時間外取引では主に1773ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高を挟んでもみ合い相場が続いている。そのため、売買が交錯しやすく方向感が出難い展開となっている。ただし、一旦方向感が出てくると手仕舞い売買が出やすく晴れ相場になりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んでもみ合う展開となっとおり、トレンドレス状態を示している。そのため、ダマシが頻発しやすい。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dは両線とも上向きを維持していることで、戻り基調は継続している。寄り付き後の、ストキャスティクスの動向が注視される。
金標準先物の日足では、下値で25日SMAの7,590円がサポートとして意識される一方で、上値では75日SMAの7,694円と100日SMAの7,719円がレジスタンスとして意識され抵抗体に挟まれる展開になっている。方向感が出てくるまではもみ合い相場が続きそうである。NY金先物市場では、ドルが強含んだことが嫌気され売りが優勢になった。FRB要人によるタカ派発言が相次いだことがドル買い要因となった。為替市場では、135円台後半で推移しており、金標準先物の下支えになりやすい。
本日の注目点は、上下の抵抗体の狭いレンジ相場となるのか、それともどちらかに放れれる展開になるのかが焦点になる。ただ、一方的な売買材料が乏しいことから、レンジ内での動きになりそうである。60分足では、先行き雲のネジレがあることから、上下に動意付くかが注目される。
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