★5月11日以降の金標準先物の60分足では、一時雲の上限を上抜けしたものの120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値が抑えられた。その後は、低下傾向にある雲の抵抗体に沿って、下押しする展開になっている。寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの加速や反転など相場の節目になりやすい。再び雲の下限を下抜けるのか、それとも雲上限から反発するのかが焦点になる。
NY金先物市場は1811.80-1834.80ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロで弱含み、割安感が生じたドル建ての金は買いが先行した。もっともその後、米長期金利が上昇基調を強めると金利が付かない金に売り戻しが入り、引けにかけて上昇幅を縮小した。ロンドン市場で1834.80ドルまで買われたが、米長期金利の上昇や株高を受けてニューヨーク市場の終盤にかけて売りが強まり、上げ幅は縮小した。通常取引終了後の時間外取引で1811.80ドルまで下落している。
価格帯別出来高では、7,750円前後の出来高の多い価格帯に位置しており、売り買いが交錯しやすい。7,450-7,550円近辺でのもみ合い相場が長くなってきていることから、上下に放れると手仕舞い売買を絡んで上下に大きく動きやすいので注意。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルとともに下向きになっている。ゼロラインがサポートとして意識されるかが焦点になる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ水準まで低下しており、何時反転しても不思議ではない。
金標準先物の日足では、下向きの5日SMA7,549円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。一方、下値では上向きの75日SMA7,382円がサポートとして意識されている。NY金先物は、心理的節目となる1,800ドルは維持しているものの、米金利の上昇や米国株高から上値の重い展開が継続しやすく、上値追いにはなり難い展開。外国為替市場では、米長期金利が上昇してきたことや、米国株高からリスク選好の円売りが強まりやすく、金標準先物の下支えになりやすい。
本日の注目点は、5日SMAを上抜けするのか、75日SMAを下抜けするのかが焦点となる。市場ではこの上下の例抗体が非常に意識される値動きになっている。そのため、上下に放れると手仕舞い売買も絡み大きな動きになりやすい。60分足では、寄り付き後に雲のネジレがあることから、相場の節目になるかが注視される。
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