★5月9日以降の金標準先物の60分足では、下向きの24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。ただ、心理的節目となる7,500円を挟んでもみ合い相場となっている。先行きの先行スパン1、2が横ばいになっていることで、下落の勢いは鈍化している。先行き雲の下限がレジスタンスとして意識されやすい。
NY金先物市場は1797.20-1827.60ドルのレンジ相場となった。この日は米長期金利、米株が上昇し、為替市場でドルが対ユーロで堅調な動きを維持するなか、金は続落した。4週連続下落し、中心限月としては約3カ月ぶりの安値水準となった。アジア市場の終盤に1827.60ドルまで買われたがニューヨーク市場の序盤にかけて売りが強まり、一時1797.20まで下落した。2月4日以来の安値をつけた。ただ、ユーロ安が一服したことから、売りはまもなく縮小した。1817.20ドルまで反発し、通常取引終了後の時間外取引では主に1808ドル近辺で推移した。
価格帯別出来高では、7,500円を挟んでもみ合いながらも、出来高が膨らんでいることから押し目買いが下支えしている。7,550円から上値では出来高の少ない価格帯となっていることで上下に振れやすい。ただ、7,750円近辺でも出来高が多いことから、戻り場面では上値の重石になりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルとともに上向きにで戻り基調が続いている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、横ばいになっておりトレンドレスの状態となっている。寄り付き後にトレンドが発生するかがポイントになる。
金標準先物の日足では、5日SMAと10日SMAの両線は下向きになっており短期的には下落基調が継続している。下値では上向きの75日SMAの7,360円がサポートとして意識される。NY金先物は、米長期金利や米株の動向を睨みながらの展開が継続。米FRBによる金融引き締め策が継続見込みのため、金にとっては上値の重い展開が継続しやすい。ただ、為替市場では日米金融政策スタンスの違いが明確なことから、ドル高・円安が金標準先物の下支えとなりやすい。
本日の注目では、心理的節目となる7,500円が意識される展開になっており下げ止まるかが焦点になる。下抜けした際は、75日SMAが次の下値目処として視界に入る。60分足では、7,500円付近で出来高が膨らんいることから、押し目買いに支えられている。
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