★欧州市場序盤の取引では、円は主要通貨に対して軟調に取引され、一時123.00円レベルにドルが上値を伸ばした。なお、米長期金利は2.45%近辺に上昇幅を拡大した。米長期金利が上昇基調を強めたほか円売りが再開し、一時123.00円まで強含んだが、1日の高値123.03円がレジスタンスとして意識され押し戻された。米長期金利が2.455%近辺に再上昇となったことにドルが支えられ底堅く推移した。なお、欧州株安を背景にユーロ再下落した。売り一巡後は持ち直し基調となり、目先日中高値圏での推移が続いた。
ブレイナードFRB理事のタカ派発言(次回会合でのBSの急速なペースで縮小を示唆)もあり、米長期金利が2.50%台まで上昇しドル買いが強まった。ジョージ米カンザスティ連銀総裁のタカ派発言も伝わりドル買いが加速した。FRB高官によるタカ派的な発言が相次ぐ中、積極的な米金融引締めが意識されてドル買いが活発化した。米長期金利が2.56%まで上昇すると、ドルがほぼ全面高となり、123.67円の日通し高値を更新した。日通し高値を更新した後も、米金利が高い水準を維持したことで、ドル/円の戻しも浅く本日の高値に近い水準での取引が続いた。
★欧米主要経済指標
・英・3月サービス業PMI改定値:62.6(予想:61.0、速報値:61.0)
・英・3月総合PMI改定値:60.9(予想:59.7、速報値:59.7)
・米・3月サービス業PMI改定値:58.0(予想:58.9、速報値:58.9)
・米・3月総合PMI改定値:57.7(速報値:58.5)
・米・3月ISM非製造業景況指数:58.3(予想:58.5、2月:56.5)
・米・2月貿易収支:-892億ドル(予想:-885億ドル、1月:-892億ドル←-897億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は122.57-123.67円のレンジ
・ロシア経済制裁の強化が欧州景気に及ぼす悪影響が懸念
・FRB高官によるタカ派的な発言が相次ぎドル買いが活発化
・米10年債利回りは一時2.5655%前後へ上昇
・5月米FOMCで保有資産縮小を開始する可能性を示唆
・VIX指数は18.57から21.03へ上昇
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