FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では高値もみ合いで引け!

 

★2月3日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)が下支えとなりじり高が継続するなか、引けにかけてはもみ合い相場で終了した。やや上値の重さが意識される。高値もみ合いから一旦下落して、24時間SMAで反発する動きが続いていることから、今回も24時間SMAまでの調整下落があるかが注目される。

 

NY金先物市場は1816.00-1829.90ドルのレンジ相場となった。米長期金利の上昇が続くなか、インフレヘッジを目的に金を買う動きがこの日も続いた。アジア市場で1816.00ドルまで下げたが、ニューヨーク市場でじり高となり、米長期金利は上昇したものの、金先物は一時1829.90ドルまで買われる場面があった。通常取引終了後の時間外取引では1828ドル近辺で推移した。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い6,650円から100円超上抜けしていることから、上値が重くなると、一旦の利益確定売りが出やすい。そのため、6,750円超で出来高が膨らむかが焦点になる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルとともに上向きになっていることから、上昇基調は継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ高水準から%DとSlow%Dの上値が重くなってきている。そのため、一旦調整下落となっても不思議ではない。

 

金標準先物の日足では、上向きの5日SAMが25日SMAを上抜けるゴールデンクロスとなっており、短期的には上昇基調が続いている。そのため、1月6日の年初来高値6,792円が視野に入ってきている。また、21年11月17日高値6,886円も高値目処として意識される。NY金先物市場は、米長期金利の上昇や米国株高の売り材料よりも、インフレヘッジ目的の買いが勝っており今後も継続するかがポイントになる。為替市場では、米長期金利が上昇してきていることから、日米金利差拡大によりドルは底堅い展開が予想される。

本日の注目点は、年初来高値6,792円を上抜け出来るかが焦点になる。ただ、米長期金利は1.9%台半ばまで上昇してきいることで、悪材料として意識されるかがポイントになる。米長期金利は心理的節目となる2.00%が意識される。為替市場では、NY市場で高値目処として1月28日高値の115.68円を上回るかが注目される。

 

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